11月21日、ニュージーランドのミルフォードサウンドという世界遺産観光の中継地点のクイーンズタウンという町で観ました。実は飛行機が朝早く着き、アコモデーションの受付開始には時間があったので荷物を持ったまま歩くにも疲れたことから封切り間もないこの映画を観ました。スクリーンは3つあるうちのシネマ2で115人ほど収容の小さなスクリーンでした。午後一時からの最初の回でした。観客数は8人。前作と比べてエリザベスの心の動きをもっと描写していると思いました。エリザベスが悩む様子を上から映して彼女の身体の動きが心の動きを表しているようにしてようにしていたのはうまい撮り方だなと思いました。女王としてのエリザベスよりも人間、女性としてのエリザベスに焦点をあわせていると思いました。日本の時代劇などでは主人公はあまり悩まずに決断し、それが強さのように感じさせる場合があり、悩むと弱さのように感じる場合があるのですが、この映画にしろ、ハムレットにしろ、悩むことが却って人間として当たり前で魅力につながるように思え、日本と西洋の考え方の違いのようなものを考えさせられました。ジェフリー・ラッシュの影がいまひとつ薄かったのが残念ですが、逆にエリザベスの女王として強く独り立ちしていくようにも見せています。小さいスクリーンだったので迫力が多少足りなかったと思います。前作を観たときはすごく楽しく、なぜ「恋におちたシェイクスピア」が前作をさしおいてオスカーをとったのかわたしには腑に落ちませんでした。この後編も前作と同様のすばらしい出来だと思いますがやはり前作を越えることを期待していたのでちょっと残念かな。