もうすぐG20サミットが日本で開かれる。

ドナルドトランプが日本に、何度も足繁く通うのは、このG20において、矢面に立たされるのを嫌っているためだ。

シンゾー アベが、自分の肩を持ってくれるということを、期待している。

すでに、国家間の駆け引きが始まっている。

今回の、主役になろうとしているのは、IMFのクリスティーン ラガーデ 女史だろう。

彼女はすでにトランプに対して、あるいはアメリカ合衆国に対して、中国への関税引き上げに否定的な見解を出している。

彼女は、200ビリオンの関税は2020年の世界の経済規模を0.3%引き下げることとなり、その足かせ分だけで、優に南アフリカのGDPと同じ金額になるだろうと警告を発している。

トランプは意に介しない。

プーチン ロシア大統領と 習近平が近づいている。最高の友達だ!

と習近平は プーチンに近づき、ファーウェイのネットワークをロシアにつなげようとしている。

この三日間 習近平のロシア訪問は、パンダ外交とともに、(モスクワ動物園に15年のリースがなされた)新たなる冷戦にむけての中国からのアプローチとみることもできる。

しかし、北極海において、中国のアグレッシブな航路開拓と資源開発への野望を見据えているロシアと中国は、早かれ遅かれ、袂を分かつときがくるだろう。

この点。

日本とアメリカの仲の良さに当てつけで行おうと目論んでいる習近平の稚拙な外交は、ほころびのある袋のようなものだ。

しかし習近平は言う。

「私たちはこの6年間で30回以上出会っているとても仲の良い友人だ」

トランプと安倍首相との仲の良さをみながらだ。

「一歩ずつ私たちは最高の場所までたどり着いた。」

と自画自賛を忘れない。

プーチンは、冷静だ。

「まあ、キーワードは共通しているな」と言う。

「これはロシアのジェスチャーだ。笑顔でパンダについては語ることができる。」とプーチンは言う。心を許したわけではないが、利益の重なる部分だけは協力しようと言っているにすぎない。別に友人でも何でもない。

プーチンと習近平は30にも及ぶドキュメントにサインをし、そこにはファーウェイのことも含まれている。5Gがアメリカに拒否されている間に、ロシアはファーウェイを受け入れたのだ。

貿易は108ビリオンを去年超えた。

ガスパイプも通した。

中国はロシアのヤンマル アークティック LNGプロジェクトに巨額の金を投じた。

防衛問題においても二国は協力関係となった。

シリア イラン そして北朝鮮という国々ともより近い関係として米国に対抗しようとしている。

習近平はプーチンの生まれ故郷であるセントぺテルバーグで、経済協力推進をぶち上げた。

核爆弾を持った兄弟

と言いながら、だ。

ロシアは、中国にとって戦術的な意味を持ち、中国はロシアにとって、経済的な生命線だ。

 

ここで米国のとるべき計画は、いかにそのロシアの力を削ぐか?と言う点に集中するはずであり、それは、中国の経済をぶっ壊すことしか、無いと言う点で、まさに今回のG20における駆け引きは、すさまじいものとなるはずである。