昨日は久しぶりの雨だったので…

せっかく梅雨時期ということもあり
湿気にまつわる病気の概念のお話をさせていただきました。


東洋医学では、健康なからだとは
全身を巡る経絡にエネルギーが滞りなく流れ
六臓六腑が正しく機能することをいうそうです。

これは自然の摂理とまったく同じで
地球を巡るエネルギーに滞りがあれば、異常気象を引き起こし
様々な災害を及ぼすこととなるように

体を巡る気血や水といった循環が滞ると
様々な疾病が引き起こされるわけです。


そんな病気の原因となるものに
東洋医学では「邪気」というものが存在します。

いわゆる邪悪な気ですね。ジャアク((( ゚Д゚;)))トナッ!

それは外因といって
外から体の中に入って病気を引き起こします。

で、自然界において四季や気温・風や湿度があるように
それになぞられて、6つの邪気があります。

・寒邪
・暑邪
・風邪
・湿邪
・燥邪
・火邪


例えば、風邪(かぜ)って、そのまま風邪(ふうじゃ)ですよね。

風の邪気は、風門というツボから入るとよくいわれます。
(第二胸椎の左右両側指2本分外側にあります)

そのツボから風邪は、風池というツボに池のように溜まっていき
風邪をこじらせるといいます。
(首の後ろの髪の生え際。僧帽筋という2本の太い筋肉の外側あたり)

なので風邪をひいたら
この2つのツボは、風邪の特効ツボとなります。


このように
体に入った邪気は知らない間に体を巡り
滞った場所に溜まっていき、病気や症状を引き起こすわけです。

その流れの道筋が経絡であり
溜まりやすいところが経穴(ツボ)となるわけです。

経絡治療は、そうして溜まった邪気を取り除いたり
虚したところ(力のないところ)を補って、エネルギーの回復をはかり
病気や症状を改善させていくわけです。



…てなわけで(笑)

また季節ごとに、この外因のお話ができたらと思います。