基礎知識から、
次亜塩素酸水は、食塩水(NaCl+H2O) か 塩酸(HCl+H2O)の電気分解からできたもののみ次亜塩素酸水として認められています。
HClOと書きますが、 性質的には H-O-Cl です。
安定性が無いので、使用後は消えてなくなります。安全です。そのために食品添加物として認められています。
ところが、今売られている次亜塩素酸水は、
ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム
を、溶かして、希釈した水溶液を、次亜塩素酸水として販売されたり、扱われています。
これは、プールの消毒用(塩素処理)に売られています。
消毒殺菌用なので、プールの水の中に、長期にわたって塩素が入ってないといけません。
残留塩素濃度がないといけません。
お店や、自宅、保育園学校で、
その液体を、長時間噴霧することは、
残留塩素のある空気を肺に入れることです。
健康被害が起こる可能性があります。
手指への噴霧も安全性が確保されていないとの見解。
これが、5月29日
経産省が次亜塩素酸水の噴霧殺菌を控えるように通達
の理由です。
コメントでご指摘いただいたので、分かりにくかったかと思い加筆訂正します。
これからのの商品は、上記の次亜塩素酸水の噴霧問題とは違います。
以前、私が指摘していた商品について、再び書いたものです。
その商品は、こんな感じの物です。↓
首かけ空間除菌商品の効果に根拠ない恐れ~販売5社に行政指導 5月15日消費者庁
https://www.data-max.co.jp/article/35800
コロナ禍で、一儲けしようという人々がいるので注意が必要です。
空間除菌の首掛けタイプの物です。
これも、効果がないと消費者庁や国民生活センターが言っているのに
いまだに、ネットで販売中。買っている人付けている人「お守りみたいなもの」だから、これは、お守りより悪い健康被害が心配です。
中に、亜塩素酸ナトリウムが入っています。これは、漂白剤(ハイター等)の主成分が入っています。汗や雨で濡れたら、中から溶け出し皮膚障害や色物の洋服なら脱色しますよ。
国民生活センターの検査資料も添付します。
商品名は違いますが、同様な商品です。