もう1月も終わろうとしています。
ご無沙汰してしまいましたが、本年もよろしくお願いいたします。
Dimaの伝記ともいえる本『голос покоривший мир(=世界を征服した声)』が、先頃ロシアで出版されました。
昨年の10月16日、Dima56歳の誕生日にクラスノヤルスクにあるDimaのミュージアムでお披露目されたようです。
関連ニュースはこちら。
まだ亡くなって1年なのに、よくぞここまでまとめたなと思うほどの濃い内容ですが、もちろんロシア語なので私は文章を読むことはできません。
しかし、貴重な写真が数多く掲載されています。
非売品ということで手に入れるのは難しそうですが、先日、これを手に入れたロシアのファンの方が、私に何枚かの写真をシェアしてくださいました。
その中で興味を引いたのは、クラスノヤルスク時代の成績表。
これを見ると、Dimaが学生時代から優秀だったことがわかります。
Certificate of honor. A student is awarded a 4 "b" course who took 1st place in the competition for the best performance of the vocal work dedicated to the 112th anniversary of the birth of V.Lenin and the 25th anniversary of the music department (Pedagogical College. Krasnoyarsk. USSR 1981)
19歳。「4"b"コース」というものはよくわからないのですが、レーニンの生誕112周年記念と大学の音楽学部25周年記念に捧げられた声楽作品のコンクールで1位をとった証明書のようです。
Diploma of Krasnoyarsk Pedagogical School No. 1 named after Gorky (1982):
psychology = 4, pedagogy = 3, methods in kindergarten = 5, methods in school = 4, choral studies = 4, choral arrangement = 4, choral class = 5 , voice = 5, special instrument = 5, accompaniment = 4, conducting = 4, music theory = 4, solfeggio = 5, harmony = 4 musical literature = 5, analysis of musical works = 4, additional instrument = 4, teaching practice = 4, rhythm = 5, technical means = 3, physical education = 5 and passed State examinations: conducting = 5, history of the CPSU = 5, pedagogy with elements of the method = 4
20歳の時の修了証書。
methods in kindergarten(幼児教育?)の成績が【5】であるのが興味深いです。
イメージないかもしれませんが、Dimaは子供が大好きでした。
子供たちと写っている写真では、いつも最高の笑顔を見せていたのが印象に残っています。
対して学校教育(?)の成績が【4】であったり、教育学が【3】であるのは面白いです。
special instrumentというものが何を表すのかわかりませんが、こちらも【5】の評価です。
ちなみに、学内のピアノ・コンクール(!)で優勝したこともあるそうです。
technical meansというものが何を表すのかもわかりませんが、これは【3】ですね。
体育が【5】というのも微笑ましいです。
Diploma of the winner of the competition for the best performance of works by Soviet composers (Krasnoyarsk. 1983-1984 academic year)
こちらも、ソビエトの作曲家による作品のコンクールで優勝した時の証書です。
昔のインタビューで、「学生時代はいい生徒ではなかった」なんて語っていたDimaですが、少なくとも音楽学校での成績は優秀だったことが、これでバレてしまいました。