ショックです…… | シャオ2のブログ

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最近は着物と舞台に夢中

夏期講習始まってから、ブログ書く時間のないワタクシ
ワタクシの勤めている塾は通常の授業も変わりなくやってるので、いつもの倍以上働く羽目に…
毎年のことではありますが、年とともに、年々体力が衰えていってるので、かなりしんどいです。
10年前は、夏休み期間中ずっと、週5日・一日10時間、びっちり授業入れても平気だったのになぁ~
流石にもう無理はききません
6時間授業するのが精一杯です、はい。

ま、それはともかく。
先日、あまりにショックなことがありまして…
1~2週間ほど経つのに、まだ消化しきれてません
なので、ちょっと吐き出してしまえ!
要するに欝な内容なので、楽しい記事をご希望の方は以下は読まないことをお勧めします。











小中学校の国語の教科書には、夏休み前後の時期に授業ができるような順番で、戦争関連のお話や詩が採択されて載っています。
というわけで、その単元の授業をしていたワタクシ。
その中の記述に、「あの戦争(太平洋戦争)で、300万人以上の人が犠牲になった」という趣旨の記述がございました。
それを読んだ生徒の一人が「意外と少ないやん。もっと死んだかと思ってた」と…
それがショックでショックで…
世の中を斜に見たいお年頃だし、悪ぶってみたいとか、反戦平和といった耳障りのいいお題目への反発とかもあるんでしょうけど、それにしても

ワタクシも、もういい加減長い間塾講師やってますから、たいていの小生意気な生徒の言葉は流せますし、少々アナーキーなことを言われても、注意はしますが特にショックを受けることはないんですが、どういうわけか、これだけはやたらと心に残ってしまって……

300万の命が失われたことを少ないといってしまえる、その生徒の感性が信じられません。
同時に、これからのその生徒の人生が心配でなりません。
一口に300万というが、それがどれほどの数なのか。300万の犠牲の後ろにはそれに十倍する、いや、もしかしたらそれ以上の、数の人々の苦しみや悲しみ、悲劇があり、その傷跡は計り知れないもので、表面的な数だけで断定できるものではないのだということ。死者の数も膨大だけど、それはあの戦争がもたらした傷跡の一部に過ぎず、それを思いやることが大事なのだということ。そういったことをどういえば伝えられるのか。それを考えると心が重くなります。
親でもないワタクシが言うべきことじゃないかもしれませんけど、やっぱり放ってはおけない……
信じられない、ありえない、と一刀両断で放っておければ楽なんでしょうけどね。

にしても、被爆者に「死に損ない」といった若者といい、どういう教育というか躾を受けてきたら、こういう感性を持ちえるのか、それが謎です。