いや、今日、フィギュアスケートのGPシリーズロシア大会を見てたんですよ。
男女のSPだったわけなんですが…
初っ端に出てきたのが、かつて「今シーズン身体一つ分抜けてます」と言われたり、旧採点時代に伝説のオール6.0をたたき出した宇宙人、エフゲニー・プルシェンコ。
トリノで引退してから、久々の復帰戦なんで、楽しみにしていたので、TVの前に釘付けです。
そしたら、いきなり4-3のコンビネーションジャンプですよ。
余裕綽々で回ってるし。スピン低いし。
SPってこともあって、かつての人間業とは思えないほどの超スピードのステップは見られなかったけど、なんか、やっぱりすげぇ。
そう思ってるのに、解説がやたらと辛口でさ。
「もっとスピードが欲しいですね」だの「右回りが少し不安な感じが…」だの言うわけです。
だもんで、これは私がファンの贔屓目で勝手にすげぇと思ってるだけで、今のステーティング技術的には今ひとつなのか、と思ったんですよ。
けどさ、出た点数、82.25だぜ?
そりゃ、彼の自己ベストには遠く及ばないけどさ、他の選手、軒並み70点台じゃんか。
2位は日本の小塚選手だったんだけど、彼の点数は75.50。
だのに、解説者、べた褒めしてるし。
しかも、終わった後の小塚選手のインタビューでは、「明日のフリーは思い切って(4回転を)飛んでみます」「成功するよう、祈ってます。頑張ってください」とか会話してるし。
さっき、目の前で、余裕綽々で、しかもコンビで飛んでた人いるやん!
5回転くらい回れそうな高さのジャンプやったやん!
なんでやねん!
そこで気付いたんだけど…
そっか、「プルシェンコのスケート」として見た時、今日のはあまり出来が良くなかったってことなんだね。
他の選手とは、レベルが違うってことか…
まあ、かつての「ニジンスキー」とかと比べたら、確かに1段どころか2段くらい劣ってたもんな、今日のスケーティング。
やっぱり、彼は宇宙人なんだなぁ(褒め言葉です)
そうしみじみ思ったのでした。
さあ、明日も見なくては!