「私と同じ姿の女性が、ここにくるように、問いかけたのです。」
すっと降り立ち、二人の前に、現れたユナは、戸惑っていた。
「ファル、ただ、ここにくるように言われたけれど、ここは、いったい?この方は、誰?」
「ここは、私の家ですよ、ユナ姫。私は風王リーク。以後お見知りおきを・・・」
深々とお辞儀をしながら挨拶をするリーク、ファルはそれを見ながら、やっと落ち着きを取り戻したようだ。
「はじめまして、風王リーク。」
また、漆黒の髪に戻ったユナを見て
「なるほど・・・似ている。髪の色こそ違うが本当に、よく似ている。」
「リーク、今日、俺が来たのは、ユナ姫様のこと頼みたかったのだ」
すっかり落ち着きを取り戻し、話し始めた。
「どういうことだ?ラディスト王が亡くなった今、ユナの力は、必要なんじゃないか?
クウナ姫とケンタでは、まだ無理だと思うが?それとも、俺の力が必要だとでも?」
ちらっと、横目でユナを見たが、すぐファルに視線を戻した。
「全然わからないわ・・・・わかるように説明してくれないかしら?私、本当に目覚めてから、まだ、そんなにたっていないのよ。起きたと思ったら、シャナンにつれてかれようとして、自分の力もわからないのに、ロバートの傷治したし、繭に閉じこもっていると、あの女性が現れて・・・・しかも、他の人の精を吸い取るなんて・・・自分のこともよくわからないわ。やっと生まれてからの記憶戻ったところなのよ?勝手に話を進められても困るわ」
ちょっと、すねたように顔を曇らせる。
「まったく・・・そんなところまで似ているな・・・わかったよ、ファル。連れて行けばいいんだな?」
「すまない。俺はあいつとは相性悪いからな。それを頼みたかったんだ。それにしても、シャナンが地王だとはな。どうりで、見抜けないわけだ」
「シャナンが地王ですって?!」
驚きをかくせないユナに
「あの子は、精霊の中ではまだ子供なのです。姿は大人ですがまだ、これから、たくさんやらなければならないことがあるんですよ」
「シャナンが地王・・・では、闇の王と地王が結びついたってことよね?」