車内販売員の人が持っている品物「全部ください」を、ついに実行しました。
【1】ワゴンに載る品物は大量
東海道新幹線の大型中古ワゴンが現在10万円で売りだされています。(私は申し込みません。買う金があったら観光列車に乗りに出かけます)
そのワゴンに乗っている品物の合計金額は、5～10万円と言われます。お土産品１箱2000円が5つで１万円です。300円のビールが10本あれば、これだけで3000円です。子ども向けの鉄道グッズは、小さいけど1000円前後が多く、10個あれば１万円です。
(東海道新幹線のワゴン2017年↓)
これが、小さめの２段ワゴンでも、中身は４万円前後のようです。
たとえば秋田内陸縦貫鉄道「もりよし」のワゴンでは43620円だったそうです。
ワゴンの中身を全部買うには、金額も高いですし、何より重すぎて、全部買って持ち帰ることはできません。
でも、ふと考え付きました。
首都圏の普通列車グリーン車の車内販売なら、「全部ください」は無理ではありません。
そこで、機会を狙っていました。
【2】普通列車グリーン車で「全部ください」
私は本日、普通列車グリーン車に乗車しました。
顔見知りのアテンダントさんが、車内販売のカゴを持って、巡回に来ました。
カゴを撮影する許可を得たうえで、わたしは言いました。
カゴに載っている品物、全部ください！
缶コーヒー等の飲み物類、ワッフルなどの食べ物類、そしてお土産品の崎陽軒シウマイなどがカゴに載っています。
まだ明るい時間でしたから、お酒は入っていませんでした。(全種類はカゴに載らないので、アテンダントさんが売れそうな品を選んで載せるのです)
このカゴの中身を全部ください、とお願いしました。
私がぶっ飛んだ車内販売マニアだと知っている経験豊富なアテンダントさんでしたが、それでも少し驚いた表情でした。
それでも再度お願いして、購入できることになりました。
【3】テーブルに品物を載せる
全部買ったのですから、大量に品物がテーブルに載ります。
まずは飲み物6品です。けっこう重たいです。
(1)ミネラルウォーター、140円
(2)おーいお茶390mL、170円
(3)タリーズブラック、170円
(4)不二家ネクター、180円
(5)ペプシコーラ、 150円
(6)コーヒー微糖ボス、170円
缶コーヒーの微糖ボスだけは、その場で開けて飲みました。
次は食べ物4つです。
(7)ワッフルプレーン、200円
(8)ワッフルココア、200円
(9)プチチョコラスク、240円
(10)燻製チーズ、 270円
更に続きます。
載せきれなくなって、隣のテーブルに置くことになりました。
(11)いちごパン、 210円
(12)湘南コールドグミ、180円
(13)じゃがりこ、 200円
(14)柿の種、 250円
(15)ミックスナッツ、370円
(16)うずらベーコン、420円
(17)丸の内駅舎最中、280円
(18)崎陽軒シウマイ、1440円
これで、全18品になります。
１枚の写真にすると、こうなります↓
1回で18品、すごい景色です。
【4】長いレシートに！
１８品も一気に購入したわけですから、レシートも凄く長くなります。
こんな感じです↓
(右は、比較のために、前日に2品買った時のレシート↑)
18品だから、３倍くらい長くなるかなと思っていましたが、たいして長くはないですね。
そして、合計金額はと言うと、
合計5240円でした。
Suicaでピッと支払いました。
【5】カゴは空っぽに
カゴに載っている品物を、ひとつ残らず全部買ったわけです。
カゴの中は、当然空っぽになります。
いや～、こんな光景見たことありません。(当たり前だっ)
空っぽのカゴを撮らせていただきました。
【6】絶好のタイミング
カゴの中身を全部買うには、簡単ではありません。
いくつかの条件が必要だったのです。
★混雑している列車は不可
平日夜の下りのように、乗客が多い時は、アテンダントさんを10分近く足止めするわけですから避けたいです。
今回は平日16時頃の上りで、空いている時間帯に購入しました。
★荷物が少ない
この日は仕事でしたが、比較的大きなカバンで、中身が少なかったのです。
ですから、重くなるものの全部カバンに入れることが十分できる状態でした。
★新人アテンダントは不可
新人さんに「全部ください」と言ったら、ドン引きされる可能性大です。
本来はあり得ない買い方ですから、困った客になりかねません。
対応に余裕があるアテンダントさんである必要があります。
頻繁に乗る常連客としては、アテンダントさんから嫌われたくないのです。
★知っているアテンダントさん
今回のアテンダントさんは、私が車内販売に凝っているマニアと十分知っている方です。
経験豊富で腕も良くて親切。
更に、約3年ぶりに会えたのです。
御礼の気持ちを込めてシウマイを買うことがありますが、今回はそれ以上のことをしたくて、だったらちょうど良い、カゴの中身全部買いだ！と決めたわけです。
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