今回は、東海道新幹線で始まった「モバイルオーダーシステム」の話。
【1】グリーン車だけスマホで注文
今年2023年11月から、東海道新幹線のワゴン販売が消滅しました。
その代わり、グリーン車限定で、スマートフォンを利用した「モバイルオーダーサービス」が利用できます。
スマホで注文したら、パーサー(販売員)が品物を座席まで届けてくれるシステムです。
10月の「最後のワゴン販売」では、最終のぞみ64号で私は最後の利用者となる熱の入れようでした。
でも新たな「モバイルオーダー」を利用していません。
ぜひ利用したくて、今回利用してきました。
【2】三島から新横浜まで乗車
モバイルオーダーを利用できるのは、「のぞみ・ひかり」の「グリーン車限定」です。
東京から名古屋まで往復すると、EX予約の「EXグリーン早得3ワイド」で片道だけで13050円かかります。
車内販売だけのために、痛すぎる出費です。
そこで、熱海停車の「ひかり」に乗ると、品川~熱海のグリーン車に4770円(EX予約)で乗ることができます。
でも、熱海停車の「ひかり」は少なく、適当な時間帯にはありません。
そこで、三島から新横浜の区間を乗ることにしました。
三島~新横浜で4480円ですが、三島~品川だと6600円と高いのでケチって新横浜で降りるプランです。(共にEX予約)
都内からの往きは「サフィール踊り子」、帰りが「ひかり」に三島から乗車です。
晴れていて、三島駅のホームから、富士山頂が鮮やかに見えます。
「ひかり510号」が、三島駅に停まりました。
乗り込みます。
【3】スマホから注文
10号車グリーン車に乗りました。
乗車時間26分、途中の小田原付近で注文終了となりますので、急いで注文です。
スマホで2次元バーコードを読み取ると、すぐ注文画面に。
頼みたい品と、座席番号を入力して、注文終了です。
【4】カゴで届く
注文して5、6分でパーサーが品物を届けてくれました。
頼んだ3点をカゴに載せて、来てくれました。
上りの三島から注文する人は皆無でしょうが、混雑していないとはいえ、5分程度で買えるのは嬉しいです。
グリーン車に限っては、サービス向上したとも思えます。
撮影OKと言っていただいて、交通系ICカードで支払って、品物が3つ届きました。
品物を載せたこのカゴですが、やはりこちらに似ています。
2016年まで利用できた、こちら↓の車内販売に似ています。
一部で有名だった車内販売ですが、わかりますか?
こちらは、小田急VSEのシートサービスです。
2016年までVSEは、ワゴン販売でなく、品物を注文して届ける形でした。
懐かしいという感覚になりました。
【5】イノダコーヒー《1品目》
頼んだ1品目は、ホットコーヒー400円です。
キーコーヒー系の京都イノダコーヒーが届けられました。
あみだ池大黒の「花ラング」が1個サービスで着いてきました。
11月限定という話も聞きましたが、コーヒーの注文に付いたそうです。
スマホの画面で、ミルクと砂糖の有無を入力しますので、やりとりがスムーズです。(砂糖2個くださいとは言いにくくなりますが)
【7】シンカンセンスゴイカタイアイス《3品目》
★2年もつかな?
不吉なことを言うのは気がひけますが・・・。
グリーン車だけモバイルオーダーは、若干無理があるとも言えます。
この日の「ひかり号」は、普通車乗車率40%、グリーン車25%程度でした。
これでパーサーは2名の乗務です。
3名を2名に減らしたのですが、普通車の車内販売がなくなり、売り上げは10分の1近くに減っているハズです。明らかに減益でしょう。
「グリーン車の客が増えて増収」という別の増収を加味してもらえれば良いですし、パーサーが他の仕事をする時間が増える面もあり、複雑な要素がからみますが。
【参考】
●今までの東海道新幹線の記事↓
●アイスとコーヒー、東海道新幹線のホームの自販機の記事↓
●10月31日に最後の利用をした記事↓
●2021年に東海道新幹線で全40品目を制覇した記事↓