東海道新幹線の朝のセット、割引が縮小 | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

東海道新幹線の「のぞみ」「ひかり」では、車内販売でモーニングセットを販売していました。

この「お得なモーニングセット」ですが、去る令和5年5月17日で、ワンコインでは無くなりました。

今回は、実質値上げになった話。

 

【1】朝のサンドイッチセット

今まで東海道新幹線では、朝限定でモーニングセットを販売していました。

東京・品川・新横浜・名古屋・新大阪の始発駅を、午前8:30までに発車する列車限定の割引商品でした。

「ホットコーヒー」と、「ハムチーズ&たまごサンド」で、ちょうど500円でした。

現在は、ホットコーヒーだけでも350円ですから、サンドイッチが付いて500円は、激安と言えました。

これが、750円になってしまいました。100円だけの値上げで600円にして欲しかったというのが本音です。

 

【2】昔は更に凄いサンドイッチ

実は2017年までは、更に中身が充実していたのです。

当時は、サンドイッチが4切れも入っていて、コーヒー付きで500円でした↓。

現在より、タマゴの量は少ないのですが、4つ入っているのは非常に魅力的でした。

この4切れの時代を知っているだけに、ショックです。

冬に乗り鉄する際は、寒い早朝に起きて、暗い中を東京駅に向かい6:00発「のぞみ1号」に乗ったものです。

激安のサンドイッチと温かいホットコーヒーで、気分的にも上向きになったものです。

 

 

【3】朝のおにぎりセットも

東海道新幹線には、おにぎりのセットもあります。

ワゴンに載っていない場合もありましたが、おにぎりとお茶でも500円のワンコインでした。

写真のように「おむすび弁当」と「お茶」で500円でした。

おむすびは、しっかりした中身で、セットで500円なら「買い」でしょう。

このセットは、現在は600円になりました。

600円でも、安いという感覚になります。

2021年6月に、東海道新幹線を乗りまくった際に、ワゴンに無くてやっと見つけて買いました。

 

 

【4】頻繁に車内販売を利用してきた。

私は13年半(約5000日)で、車内販売を10000回利用してきた《車内販売マニア》です。

車内販売が大好きで、少々値段が高くても、極力車内販売で飲食物を買うことにしています。

 

たとえば、東海道新幹線の車内販売で、売っている品を全部買おう!と、2021年6月に1週間かけて全40品目の利用をしました↓

1日中「のぞみ」に乗りまくって、東京~新大阪を3往復して、車内販売を1日13回利用しまくりました↓

 

これを踏まえて、感じたことが、こちら↓

【5】ワンコイン廃止は止むを得ない

新型コロナの影響が少なくなって、東海道新幹線も乗客が増えてきました。

ですが、この3年間に乗客がが急減しただけで、長期的に見れば車内販売の衰退傾向は否定できません。

「車内販売員の慢性的不足」と「車内販売で儲からずに赤字」という大きな2つの理由で、車内販売打ち切りの列車が多数出てしまいました。

現在、車内販売をしているのは新幹線と観光列車だけです。例外的に「あずさ」と「ひたち」で実施しています。

 

この収益が出にくい車内販売で、東海道新幹線の車内販売を実施しているJR東海パッセンジャーズは、かなり頑張っていると思います。

★「のぞみ」「ひかり」の全列車で車内販売

この10年間、JR東海は車内販売をする列車の削減はしていません。

JR東日本が、朝の下り「はくたか」「かがやき」で実施しないなど、一部列車で車内販売を停止しています。でもJR東海は一貫して「のぞみ」「ひかり」は車内販売アリです。

これは大変な努力と思いますし、立派だと思います。

(パーサーが車掌業務の一部を担当するといった独特の事情はありますが)

★車内販売員(パーサー)の質が上がった

2015年ころは、全体的に腕の良い販売員が多かったものの、10人に1人くらい技術も心構えもできていないレベルの低い販売員がいたものです。でもここ3~4年に接した50人以上のパーサーで、低レベルの人は1人もいませんでした。すごく研修に力を入れていると感じます。

 

収益が上がりにくいなら、「車内販売の廃止・縮小」か「値上げ」かです。

売れ筋の品ぞろえを進めるといった経営努力もありますが、大きく分けたら廃止か値上げかになります。

 

2者選択でしたら、値上げをしても車内販売の維持をして欲しいのが私の気持ちです。

「値上げ」と書きましたが、本来は今まで「モーニングセット」だけが安すぎたと言えます。

JR東日本の「はやぶさ」では、車内販売でサンドイッチ・おにぎりの販売自体が打ち切られて買えません。割引が無くなっても、買えるだけ良いです。

売れ残りのリスク、地上の「倉庫」で販売員を支える職員の人件費も必要ですから、どうしてもコンビニよりは高くなってしまいます。

車内販売の縮小・廃止は避けて欲しいです。

一定以上のレベルの販売員(パーサー)には、それに見合った給与を出すべきでしょう

 

 

《参考・今までの関連記事》

東海道新幹線の車内販売の記事↓

 

《ツイッター》

今回の話題をツイッターにつぶやいたら非常に多くの反響がありました

多くの人に関心を持つ内容だとあらためて感じます。

Twitterも「車内販売マニア」で利用しています。