「花嫁のれん」の半個室に乗る | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

石川県を走る特急「花嫁のれん」に乗ってきました。

「花嫁のれん」号は、金沢駅〜和倉温泉駅を1日2往復走る観光列車です。

人気の2両編成で、全席が指定席です。

北陸に2日間滞在して、5種類の列車で車内販売を利用する強引なスケジュールを組みました。

(1)城端線「べるもんた」

(2)えちぜん鉄道

(3)あいの風とやま鉄道「一万三千尺物語」

(4)七尾線「花嫁のれん」

(5)のと鉄道「のと里山里海号」

今回は「花嫁のれん」です。

 

【1】花嫁のれんに乗車

(特に撮影日が入っていない写真は、2022年5月撮影です)

 

「花嫁のれん号」は、赤と黒を基調とした華やかな塗装です。

金沢駅の乗り場には、「花嫁のれん」がかかっています。

加賀では、嫁入り道具のひとつとして「のれん」を持参する習慣があり、そこから列車名になりました。

車両の側面も、華やかです。

(↑2019年3月撮影)

 

 

【2】1号車・半個室とは?

「半個室」と言う表現は、一般的には使われないと思います。

棒が何本か立てられており、通路から見えはするけど一応仕切りになっている特殊な個室です。

あまり使われていない用語ですが、「半個室」と呼ばれています。

グリーン料金不要で、他の特急指定席と同じ料金で乗ることができます。

「花嫁のれん」は2両編成ですが、今まで乗った4本とも2号車でした。

1号車の半個室は、なかなか席の確保ができませんでした。

今回乗ったのは、5月29日の和倉温泉行き下り「花嫁のれん3号」ですが、2人用の半個室が取れたのです。

4人用の半個室ですと、3人組と相席になる可能性大で、気兼ねせざるをえないためパスです。

その点、2人用の半個室なら、相席でも1対1ですから心配はいりません。(若い女性でしたら、酔っぱらいオヤジと相席となるリスクはありますが)

(↑2016年3月撮影)

じゅうたん敷の床は、日本庭園の砂利と飛び石を表現しているとのこと。

1号車の半個室は、こういう点からも人気なのですが、旅行会社のツアー客が利用するのが目立ちます。

今回は、石川県や東京都は3月21日まで「まん防」が出されていて、大規模なツアーの企画・募集・申込が間に合わなかった面がありそうです。

 

【3】それぞれの半個室

入口の方から順に紹介します。広角レンズがあれば、もっと伝わりやすいのですが・・・。

■桜梅の間(4人用)8ABCD

最も入口と売店に近い4人席です。壁が金色で、高級感あります。

 

■撫子(なでしこ)の間(4人用)7ABCD

こちらも4人席で、座席はゆったりしています。

テーブルにアクリル板をつけているため、4人で使用すると弁当を広げるスペースに困ります。

 

■扉絵の間(3人用)6ABC

3人の変則的に配置の席です。

 

■鉄線の間(2人用)5AB

こちらは2人用。改造したため窓割が合っていません。

 

■菊の間(2人用)4AB

2人用席です。相席になりそうですが、一人客でも違和感ない席です。

 

■笹の間(3人用)3ABC

3人とも車窓を楽しみやすい座席の配置です。

テーブルのアクリル板は、無くても良い気がしますが。

角度を変えると、こんな感じです↓(2019年3月撮影)

 

■錦秋の間(2人用)2AB

今回私が確保した席です。私は金沢駅を発車するかなり前に、車両に乗り込みました。すでに乗っている客は1人だけでしたが、私の隣の相席の方でした。そのため上手く撮れませんでした。

2人席は他にもありますが、偶然でしたが、この2B席は最高の席でした。

写真↓のように席の隣のテーブルに、荷物が置けます。その下にも大きめのカバンを入れられるスペースがあります。

更に、下り和倉温泉行きだと進行方向を向いています。すごくラッキーでした。

 

■青の間(4人用)1ABCD

小さい子どもが靴を脱いで過ごせるのは、4人席がお勧めです。

特に端の青の間は、個室に近く、子ども連れに向いています。

半個室の柱には、個室名が表示されています。

この点は、温泉旅館のイメージですね。

 

↓1号車の動画も撮りましたが、撮り慣れてないため下手です。
動画では、最後の青の間が抜けています。

 

 

 

【4】2号車の座席

2号車も豪華な造りですが、一般的な特急に近くなっています。

こちらも、3列の座席ですが、1号車と同様に普通車指定席扱いです。

運賃と指定席特急券で乗車できます。それ以外のグリーン料金の類は要りません。

 

■カウンター席

 今まで私が一人で乗る時は、1人で乗りやすい2号車のカウンター席にしました。1号車の半個室は、旅行会社が押さえる季節が多かったようです。仮に半個室に空きが出でも、旅行会社の団体ツアーに混ざるのは居心地よくない気がしたもので。

このカウンター席は、回転できます。

ただし、リクライニングシートではないので倒すことはできません。

(2019年3月撮影)

■2人席

1号車にも、2人用の対面席があります。

 

■4人席と金箔

4人席もあります。

和倉温泉発着だと観光客が主ですから、1人客は座りにくい席が多いです。

金色の壁は、豪華です。

大画面のモニターがあります。

新型コロナ以前は、観光PRをしていたこともあります。

(↑2019年3月撮影)

大型モニターの横には、スタンプと観光パンフレットが置いてあります。

 


■おまけ・七尾駅

七尾駅には、「花嫁のれん」の車両の形をした撮影スポットがありました。

よくできています。

 

 

今まで「花嫁のれん」に乗車した記事はこちら↓