車内で握った寿司が食べられる「べるもんた」に乗ってきました。
【1】「べるもんた」とは?
「べるもんた」とは、富山県の氷見線と城端線を走る観光列車です。
土曜日には、主に城端線の高岡~城端を2往復、
日曜日には、主に氷見線の新高岡~氷見を2往復します。
1両編成の気動車で、全車指定席の快速扱いです。
最大の魅力は、車内に寿司職人が乗り組み、握りたての寿司が食べられる点でしょう。
【2】2種類の座席
1両編成の気動車に、高岡駅から乗り込みます。
車内はボックスシートと、車窓が見やすいカウンター席に分かれます。
ボックスシートは、テーブルを折りたためます。
今回は城端駅まで往復しましたが、往復カウンター席でした。
カウンター席は、目の前が柱の席もあって、当たりハズレがあります。
指定席券の追加だけで乗れる快速ですから、許容範囲ですが。
私のカウンター席は、13Bと7Aで、共に端の席です。
JR東日本の券売機では席を選べませんので、窓口で選びました。
ほぼ満席のカウンター席なのに対し、相席を避けるために丸ごと空席のボックスも半分近くありました。
本来なら当日朝に、窓口で席を移動するのもアリかなとも思いますが、寿司は座席番号を入れて予約しますので、難しいです。
5月上旬に「マツコの知らない世界」で再び紹介され、満席になっているかなと思いましたが、予想外でした。
【3】握り寿司
前回2019年に乗車した際は、握り寿司をいただきました。
(2019年3月撮影↓)
5カンは少なめですが、今回私が乗った「べるもんた51号」から、高岡9:38発、城端10:22着で朝ごはんですから、ちょうどのボリュームとも言えます。
【4】今回は「ぷち富山湾丼セット」
今回も、寿司を予約しようと思い、予約サイトをのぞいたら、新しい品があることに気づきました。
「ぷち富山湾丼セット」です。
富山湾の新鮮な魚介類と、地元富山のお米を使った丼です。「氷見はと麦茶」もついて3000円。
【5】コーヒーセット
復路の「べるもんた52号」では、コーヒーセットを頼みました。
コーヒーは、日本酒のマスに入っています。
べるもんたマーク付きです。
バームクーヘンは4種類から選べます。
【6】伝統工芸品
私の席は、2回とも伝統工芸品の横でした。
南砺市の「井波彫刻」です。
写真を撮りたい人が多そうでしたので、発車迄は車内やホームをウロチョロしていましたが。
つり革に使用されているのが、高岡銅器です。
沿線の4市の図柄が入っています。
地元の工芸品も展示されています。
【7】感染防止対策
当然、新型コロナ対策も進んでいます。
1両編成ですから、手を洗いやすくするために外付けで手を洗う設備です。
隣との間にアクリル板ですね。ボックスシートでも設置されています。
【8】沿線からお手振り
田んぼの向こうから、沿線の人たちがお手振りしてくれました。
恒例になっているようで、あらかじめ放送があり、徐行もしていました。
こういうの嬉しいんです。
列車を盛り上げているわけですから、JR四国みたいに、たまには交代で乗ってもらって寿司をごちそうするのも良いですね。
【9】接客もなかなか
寿司職人さん2人乗っていましたが、45分程度の乗車で関係性を作るのは易しくはありません。
でも、結構楽しんで接客応対ができる2人で、素敵でした。
職人さんには、丁寧な接客というよりは、威勢のいい面白い兄ちゃんという接客が求められると感じます。
今まで2016年、2019年と乗車して、今回2022年は3回目の乗車で、3回とも別の職人さんでしたが、満足できる応対でした。
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北陸と近畿の乗り鉄から戻りました。
10回分くらいのブログの題材を仕入れてきました。
次の泊りがけの乗り鉄は、8月になりそうです。