鹿児島県の川内駅と、熊本県の八代駅の間を走る「おれんじ食堂」、
前回は。車両とスイーツなどの話。
今回はその続きです。
【1】サンセットの料理
いよいよサンセットの料理です。
８つのスペースに、豪華な料理が詰められています。
「旅の愉しみを飾るプレリュードBOX」です。
凝った料理というよりは、素材を活かした料理と言えます。
様々な料理を楽しめるのは、素敵です。
「小さな驚き」という料理が出されました。
こちらの2品です。
「春のスープ」、もう１杯欲しいくらいでした。美味いっ。
夕食にしてはやや軽いのですが、スウィーツの大きな苺ケーキの直後でしたから、腹いっぱいになりました。
【2】サンセット・メニュー
参考までに、このサンセットのメニューです。
このメニューですが、すごく驚きました。
地の部分が「肥薩おれんじ鉄道」の紹介になっています。
経営が苦しいと自虐気味の表現もあります。いいなあ。
【3】追加のお酒
サンセットの料理と共に、お酒も頼みました。
料理と共に飲む酒なら、甘いカクテルよりビールでしょう。
１本目は地ビール800円にしました。
２本目はスーパードライ500円です。
接客応対が素敵ですから、ビールが売店より高くても気になりません。
【4】飲み物のメニュー
２０２１年春のメニューです。今後は変わることがあります。
ウーロン茶200円、グラスワイン500円と手ごろな価格でしょう。
鹿児島と熊本ですから、焼酎が人気ですが、私はあまり飲みません。
焼酎が好きな人には、楽しむ絶好の機会ですが、もったいないですね。
「おれんじ食堂」は、降りることができる駅が、何か所かあります。
【5】薩摩高城駅
３便スウィーツで、初めの停車駅は薩摩高城駅です。
カーブの駅ですから、傾いて停車します。
客室乗務員さんに案内されて、海岸に向かいます。
ここの一帯は、肥薩おれんじ鉄道の敷地で、社員の人たちが整備を行ったそうです。
２０１５年にも海岸まであるきましたが、ここまでキレイに整備されていませんでした。
海岸沿いの高台に立ちました。
白い波が鮮やかです。
海岸には、放ちの鐘がありました。
やや古いのですがハート型の板がありました。
ハートロックと書かれていました。
ホームには、海岸までの道と周辺を整備した様子が分かる写真が貼られています。
下車観光は、結果的に客室乗務員の方と話をする機会になり、距離が近くなります。
【6】阿久根駅
阿久根駅でも停車します。駅に降りることができます。
駅は、補助金も使って水戸岡風になっています。
凝っていて素敵な雰囲気です。
この時は、阿久根駅にブルートレインが２両停まっていました。
塗装がはがれ、見ていると痛々しい状態でした。
現在は、すでに香川県に到着しています。
【7】海沿いの風景
肥薩おれんじ鉄道は、海の近くも走ります。
25年から30年前は、毎年「７８７系つばめ」のグリーン車に乗って、眺めたものです。懐かしい。
日が沈みつつある時間帯も、雰囲気出ます。
この日は曇りでしたが、晴れた日の日没は美しいだろうなあ。
【8】水俣駅
水俣駅でも停車しました。軽く駅の中を探検するくらいの時間はありました。
こちらもオシャレな水戸岡デザインです。
美しくて毎日利用する人がうらやましいのと同時に、資金難の第三セクターが、よくぞ作れたなと思いました。
水戸岡車両と同じく、地元のPRするショーウィンドウがあります。
【9】接客応対
客室乗務員さんの接客水準は、素晴らしいの一言です。
前回、2人の凄腕の客室乗務員さんと意気投合？しました。
今回も、この２人は素敵な接客応対をしてくれるだろうなと予想していました。
予想以上の親身な接客対応してくれました。
たくさんあるのですが、最も印象に残ったのを１つだけ書くと・・・
私は川内駅で、到着するスペシャルランチの２便を、「手」を振って出迎えようとホームに待機していました。
すると３便から乗務する客室乗務員から声をかけられました。
「清水さんですね、本日はご乗車ありがとうございます。客室乗務員の××がお会いできるのを楽しみにしていました」
これ、スゴイ言い方です。大歓迎の気持ちが伝わってきます。
★２便４便に比べて３便は客が少なかったものの、初対面の客室乗務員に名前を憶えてもらっていたのです。
★「お会いできるのを楽しみ」と、本人が言うより、他の人が伝聞で伝える方が、社交辞令でなく説得力あると思います。
遠くてやや高いけど、また行きたくなります。
■前半の記事・車両とスイーツの話はこちら↓
■今までに「おれんじ食堂」に乗った話はこちら↓