3月のダイヤ改正の時期に、例年どこかの列車で車内販売が廃止されてきた。
本日12月18日に、車内販売廃止の情報が入ってきた。
■小田急ロマンスカーで車内販売廃止
小田急ロマンスカー「はこね」では、現在は車内販売が行われている。(「メトロはこね」「スーパーはこね」含む)
早朝や夜の「はこね」には車内販売無しの列車もあるが、原則「はこね」は車内販売アリという建前だった。
ところが、新型コロナの影響で、4月5月頃は車内販売が全面停止。
6月からは復活したものの、現在は一部の「はこね」だけの実施となっている。
平日は、当初の計画では上り下りとも17本実施のところ、現在は12本のみ実施。
休日は、当初の計画では上り下りとも25本実施のところ、現在は14本のみ実施。
大雑把に言えば、すでに3分の1が削減されていることになる。
これが、ダイヤ改正の前日・3月12日で完全に消滅することになるわけである。
感想はというと、
悲しい、寂しい、残念・・・
としか言いようがない。
小田急ロマンスカーの車内販売の魅力は・・・・
★次の車内販売が利用出来るロマンスカーは20分後(たまに)40分後で、利用しやすい
★新宿から町田なら、特急料金と運賃で片道800円と安い
★ホットコーヒーもアイスも買える。世安くれば弁当も!
★発車して5分以内にワゴンが来る。これは安心して利用できる。
ただし、率直に言って、
小田急ロマンスカーの車内販売は、残念ではあるが理解はできる。
車内販売を利用する客が、大きく減っているからだ。
JRなど他の路線と同様に、小田急ロマンスカーの車内販売の利用者が減っているのは間違いない。
そもそも、ロマンスカーの利用者は、昔は箱根に出かける観光客が中心だったと思う。
ところが、現在は町田や本厚木などの周辺に住む地元住民の割合が増えていると感じる。
観光客なら1杯350円のホットコーヒーを買っても、本厚木の住民が新宿に出かける際に割高のコーヒーは買わないだろう。
東北新幹線などJR東日本でも、販売員の不足、エキナカの充実で車内販売を縮小しているが、小田急ロマンスカーは「車内販売を利用しない客層」が一気に増えたと思う。
長期的な傾向があったのに加えて、新型コロナの大打撃が加わり、もたなくなったのだろう。
追加すると、1日2往復くらい、4000円の豪華弁当も販売する特別な「スーパーはこね」を運転するという選択肢はなかったのかなと残念に思う。採算が厳しいなら、1日2本だけ弁当を買えて特別な観光案内をつけた「スーパーはこね」を運転するのである。
わたしはVSE車両からシートサービスが廃止される際に、「最後の利用」を行った。
この時は、わたしと常連客2人が、最後の利用をして見送った。
公式発表はこちら↓
ダイヤ改正のお知らせの中で、短く触れているだけ。寂しい
https://www.odakyu.jp/news/o5oaa1000001v1lj-att/o5oaa1000001v1lq.pdf
3月12日(金)か・・・。
時間帯は分からないけど、利用しに行くと決意している。
車内販売の「葬式鉄」かぁ。
羽越線の「いなほ」、中央線の「かいじ」の車内販売が、3月のダイヤ改正で打ち切られるそうだが、公式発表が見当たらない。
もしホントだとすれば・・・
これは、正直言って、予想できた。
「かいじ」は新宿~甲府で1時間30分。さほど長くはない。
私のように車内販売にこだわる人は、「あずさ」を選べることが多い。
「いなほ」は、新潟~酒田で約2時間、新潟~秋田で約3時間半(酒田~秋田は既に車内販売無し)。
比較的長い時間だけど、現在の車内販売は、ワゴンでなく、カゴに入れて巡回する小規模なものだ。
これは廃止が近いな、と感じていた。
「かいじ」「いなほ」の車内販売廃止は、残念だけど、覚悟はできていた。
車内販売廃止の一大事だから、速攻で記事を打ち込みました。
右手が痛いや(^^)/