島原鉄道カフェトレイン【1】普通の車両を活用 | 車内販売でございます。

車内販売でございます。

車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

全国各地に観光列車は走るようになりました。

JR九州などJR各社、近鉄など大手私鉄でも走るようになりましたが、

地方の小さな私鉄でも、観光列車は走っています。

今回の列車は、その1つです。

島原鉄道の観光列車「しまてつカフェトレイン」です。

 

【1】島原鉄道「カフェトレイン」とは

島原鉄道は、長崎県の島原半島を走っています。

単線非電化で、昼間は1時間に1本のローカル私鉄です。

観光列車を運転させるにあたって、何千万円もかけて車両の大幅改造は無理です。

現在ある車両やスタッフで、「スイーツ」「ランチ」が楽しめる列車を企画しました。

■月4回くらい運転

毎月4回くらいの運行です。

土曜休日に運転しますが、運転日が限られます。

■ランチとスイーツ

9月でしたら、「ランチコース」が9/12(土)と9/26(土)運転で、5000円。

「スイーツコース」が9/20(日)と9/21(祭)運転で、5500円。

■2時間かけてノンビリと

「ランチコース」「スイーツコース」ともに、長崎本線と接続する諫早駅11:10発。

普通列車だと約1時間20分かかる路線を、ノンビリと2時間かけて走ります。

■ネット予約も可

申し込み方法は複数ありますが、私はホームページから申し込みました。

クレジットカード払いを利用しました。

 

 

【2】諫早駅で受付

乗車当日、始発の諫早駅で受付をします。

受付では丁寧な案内をしていただきました。

アテンダントさんが受付していましたので、乗る前に距離が縮まるのは良いですね。

受付に何かいる!

島原鉄道のキャラクター「さっちゃん」です。かわいいキャラですね。

そしてカフェトレインのチケットをいただきました。

左右には、島原駅下車後の観光に使える入場券がついています。

私はすぐ次に向かうので、観光できませんが。

 

【3】黄色い車体

カフェトレインは、普通のディーゼルカーに少し手を加えて観光列車として運転します。

特別な車両ではありません。

次の写真は、右が「カフェトレイン」、左は普通列車。ヘッドマークはついていますが、ほぼ同じです。

後ろにもヘッドマークがついています。

「さっちゃん」が描かれています。ピンク色の帽子もカワイイです。

2両編成で運転されていましたが、この日の乗客は前の1号車だけ。

後ろの車両は、荷物置き場とスタッフが乗車するのに使われていました。

 

前の1号車は、地元のキャラクターが勢ぞろいしています。

諫早市は、4つのキャラクターが描かれています。

こんなに多いんだぁ。

 

【4】ボックスシートを2人まで

車内の大部分は、4人が座れるボックスシートです。

でも、この御時世に合わせて、4人用の席を最大2人で利用することになっていました。

進行方向に2人の座席、これなら折り畳みテーブルが4人使用だと若干狭いのも解決できます。

反対の席は使いませんから、「ぬいぐるみ」なのか「クッション」なのか分かりませんが、猫が置いてあります。

猫の吹き出しは、手作りで楽しいですね。

こういうのは、ローカル私鉄だからこそ実行できるのだと思います。

 

【5】透明なアクリル板で

隣のボックスの間に、透明なアクリル板が設置されています。

飛沫が飛ぶのを防ぐ対策のようです。

ところが、私の席の前のアクリル板に、黄色い矢印のようなものが貼られていました。

反対側から見ても、白だけで、何か分かりません。

すると、アテンダントさんから、説明がありました。

なるほど~!

 

どういうことかと言いますと、

透明な板を何枚か重ねてみると、おやっ?

ちょうどの位置から見ると、猫の肉球になって見えるではないですか。

これ、近鉄や東武では考えられない発想だと思います。

小さい鉄道会社だから、自由な発想で、すぐパッと動けるのは素晴らしいです。

 

【6】こんな工夫も

コーヒーを出す際に、ミルクの空き容器は、テーブルの下にゴミ袋を設置して、捨てられるようになっていました。

これ、手間がかからずキレイにできて、良いですね。

 

車両に乗り込むときのマットですが、写真のようなものが使われています。

小さな鉄道会社、個々の担当者の気持ちが表れています。

 

私がいただいた「スイーツ」の中身や、下車観光などは、またの機会に。