えちごトキめき鉄道の観光列車「雪月花」の話、
今回は3回目。
【1】妙高高原駅で鯉が泳ぐ
妙高高原駅は、しなの鉄道との境界の駅です。
車掌さんが、線路の下を案内していました。
線路の下の溝に、何と鯉が泳いでいるのです。
上の網の影が重なり、見にくいのですが、赤と黒の鯉がいるのです。
【2】筒石駅
鉄道ファンの間では有名な、トンネルの中の駅です。
筒石駅で停車して、駅の一部を案内してくれます。
トンネルの中ですから、夏でもひんやりとしています。
途中まで歩いて案内してくれましたが、地上に出るには時間がかかりすぎますので、
途中までの案内になります。
【3】乗車のお土産
雪月花に乗車した人に、お土産が配られました。
この日の午前便では、カステラのようなお菓子、そしてコーヒーが配られました。
雪月花の赤いパッケージの中には、4種類のコーヒー豆が入っています。
美しい景色の中を走る雪月花、コーヒーを飲むと思い出すでしょう。
【4】お箸もプレゼント
この日は、箸も、配られました。
太っ腹です。手作りの価値ある箸です。
【5】車内販売で紙風船
雪月花には、車内販売があります。
ビール等の飲み物の追加も車内販売ですが、持ち帰るお土産も車内販売です。
実用品が少ないので、安い紙風船にしました。
【6】鶴来屋が再建
3年前に乗った際は、午後の便でした。
鶴来屋だ担当する和食をいただきました。
ところが、乗車の3か月前、糸魚川中心部を焼き尽くす大火災で、江戸時代から続く伝統ある鶴来屋も全焼してしまいました。
店が焼けても、雪月花の料理は作るという責任感には、頭が下がる思いでした。
糸魚川駅を降りたのですから、その跡地に行ってみました。
すると、鶴来屋の看板が掲げられた店舗が、建っていました。
【7】雪月花の接客
「雪月花」の乗務員による接客は、前回も今回も素敵だと感じました。
でも、イメージと違っていて、違和感を感じたのも事実です。
3年前の乗務員さんが、どれだけレベル上がっているのか興味があったのです。
3年前は、ミスのない仕事をするのが最優先!という感じの余裕のないアテンダントさんもいました。
ところが、以前私が「越乃シュクラ」に乗って「雪月花」とすれ違いましたが、その際に、楽しそうに手を振ってくれました。「おっ、接客レベルが上がったに違いない」と勝手に想像していたのです。
でも、3年前のアテンダントさん3人はこの日は乗務しておらず、楽しいアナウンスをしてくれた車掌さんもいません。
この日のアテンダントさんも頑張っていて、車掌さんもニーズを先取りした応対してくれて有難かったのですが、拍子抜けしたという次第です。
私は午前の便で、糸魚川駅に降りましたが、次に乗る新幹線まで時間がありました。
そこで、午後の雪月花の発車を、糸魚川駅のホームで手を振って見送りました。午前は手を振られる側、午後は手を振る側になったのです。
同じホームで手を振って見送ったのは、年配の方、小学生、そして私。
私は雪月花が100mくらい先に行くまで手を振って、改札を出ました。
そうしたら、ず~~っと手を振り続けていた年配の方が、走って私を追いかけてきました。
「あれ?忘れ物でもしたかな」と思い、話を聞くと、手を振ってくれたお礼をひとこと言いたいとのことでした。
何と、えちごトキめき鉄道の幹部(取締役)の方でした。
これは感激ものです。
このような幹部の方や鳥塚社長が頑張っているのですから、トキ鉄の未来は明るいと確信した次第です。