銚子電鉄に、乗り鉄に出かけてきました。
観光客が激減したうえに、休校で高校生の利用がなくなり、経営が非常に厳しくなっています。
それなら、県内の移動となる銚子電鉄に乗りに行って、少しですが支援するのもいいなと思い、出かけることにしました。
【1】ネーミングライツ
銚子電鉄では、企業の名前を駅名に加えて呼ぶ命名権「ネーミングライツ」で、赤字を少しでも減らそうとしています。
「観音駅」なら、千葉市の不動産会社の名前をつけて「金太郎ホームかんのん」、
「西海鹿島(にしあしかじま)駅」なら、「ウェルネス8020こぬま歯科 にしあしかじま駅」といった具合です。
ところが、企業名をつけずに
「ありがとう外川駅」(不動産会社・早稲田ハウス)
「絶対にあきらめない銚子駅」(塗料開発製造の株式会社BAN-ZI)
といった駅もあります。
会社名をつけないけど、お金を払うというあ気持ちは、素敵だなあ。
その中で、「笠上黒生駅」が最も有名だと思います。
ネーミングライツで、「髪毛黒生(かみのけくろはえ)駅」になったのです。
抜け毛対策、発毛促進のシャンプーなどを作る会社が名前を付けました。
【2】髪毛黒生駅の待合室がリニューアル
髪毛黒生駅、正式には笠上黒生駅は、棒線駅ではなく、上りと下りが待ち合わせできる駅です。
タブレット交換をするため、銚子電鉄では珍しく有人駅になっています。
この髪毛黒生駅では、上りホームの待合室の中が、リニューアルされました。
以前の「上りホーム駅舎」は、次のようなもの↓でしたから、
さほど変わっていないように見えますが・・・。(2016年8月撮影)
でも待合室の中は、リニューアルされていました。
壁が奇麗になっていて、ソファーも新しいものになりました。
電車の時刻表が、オシャレです。
手描きの方が、かえって美しく感じます。
反対側には、運賃や各種お知らせが貼られています。
昼間ですから、灯りは消えています。
夜になると、趣のある灯りがともるようです。
ソファーの横の壁には、タイルで絵が描かれています。
海岸の風景ですね。
時刻表の下には、色彩豊かなマークなどがあります。
この待合室は、千葉土建青年部が、2020年4月にリニューアルしたものです。
タイルアートには69人が加わったそうです。
地域の多くの人が、銚子電鉄を支えるのは、いいですねえ。
【3】髪毛黒生駅の構内
この駅の駅員さんは、別の駅舎にいます。
列車が来ると、駅員さんがタブレットを持って、運転士に渡しに来ます。
ホームには、丁寧に花が育てられています。
大赤字の路線なのに、ここまで丁寧に頑張っているのには、頭が下がります。
昭和60年のNHKドラマ「澪つくし」にちなんで走ったトロッコ車両が、構内で廃車になっています。
「しあわせ三像」の三、もホームにあります。
【3】乗車券
銚子電鉄の乗車は、1日乗車券700円を購入しました。
1日に何回でも、乗り降りできます。
各種特典があります。
犬吠駅の売店で、100円引きになります。
銚子電鉄に乗って700円を落とすために、成田からでも往復2340円もJRに使うのは、やや複雑です。
犬吠駅で、2000円以上払って、いろいろ買いましたが、その詳細は次回。
いろいろあって、更新がなかなかできる気分にはなりませんでした。
次はまた近いうちに。