新型コロナウイルスの影響が、ますます深刻になってきました。
いろいろな観光列車の運転休止が、発表されています。
【1】JR四国の観光列車が4月末まで運休決定
「伊予灘ものがたり」や「四国まんなか千年ものがたり」などの観光列車は、現在運転を休止しています。
4月11日(土)からの運転再開を目指していましたが、東京都などで感染者が急増してしまったこともあって、4月末までの運転取りやめが発表されました。
この他、「瀬戸内海アンパンマントロッコ」「しまんトロッコ」「ゆうゆうアンパンマンカー」も4月中は走りません。
詳しくは、JR四国の公式発表をご覧ください。
http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2020%2003%2030%2001.pdf
【2】新観光列車「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」も延期
新しく高知県を走る観光列車「志国土佐 時代(とき)の夜明けのものがたり」が4月18日から運転開始予定でした。しかし、延期となりました。4月中は運転されません。
実は私は、運転開始初日の指定券を、奇跡的に手に入れていました。
10時打ちをお願いしに、9時15分に窓口に行きました。
今までは、空いていて技術が高い係員にの可能性が高い「穴場」の駅で、発売開始の10時に打ってもらってました。
ところが、窓口がどんどん削減されて、いつも頼んでいた「穴場」の窓口がなくなってしまいました。
そこで、大きな駅で10時打ちを頼もうとしました。
ただ、係員は無表情で、淡々と入力します。電話の時報と同時にボタンを押してくれましたが、軽く1回押しただけ。ぜひ勝ち取りたいという気迫が全く感じられませんでしたが、「取れました。2500円です」と一言。
ラッキー!大人気の初日を見事ゲット!
おそらく、奇跡的でしょうね。
新型コロナで運休の可能性はありますから、いわゆる転売屋は参入しにくいでしょうが、実際に乗りたいマニアは大勢いるハズです。万歳と叫びたくなりました。
でも、結果的に乗れなくなりました。
【3】もっと残念に感じる人も
私は乗れなくて残念ですが、私のような鉄道ファンより数段、残念に感じる人たちもいるハズです。
「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」では、地元の方々が、「観光客に喜んでもらおう」「地域を盛り上げよう」と、様々な歓迎を準備していたと聞いています。これが延期になってしまいました。
そりゃ、無念でしょう。四国では感染者が少ないのに。
また、JR四国も大変でしょう。乗客が大きく減少して、経営的に厳しいはずです。
また、伊予灘ものがたりのアテンダント経験者はじめ、多くの人が新観光列車の準備を進めてきたわけです。中止でなくて延期ですから、無駄になったわけではありませんが、これは辛いでしょう。
五郎駅で手を振ってくれる地元の方(2016年7月)
【4】観光列車の乗客自体が減少
運転している観光列車でも、乗客の減少が激しくなっています。
新幹線などの特急利用者も減っていると実感します。
旅行客に人気がある観光列車も、大きく人が減っています。
まだ書いていませんが、観光列車1両で私しか乗っていない場面を、3月中に3回経験しました。
普段なら、「団体客が一部区間だけしか乗らなかったのかな」と、単純に貸切状態を喜べるのですが、さすがに今回は辛いです。
昼間の新幹線も、がら空きでした↑
【5】「車内販売でございます。」も、アクセス数大幅減少?!
当ブログは、新しい記事にもアクセス数が多いのですが、意外と古い記事も読まれています。
特に「車内販売 のぞみ」「車内販売 普通列車グリーン車」といった検索が、案外多いのです。
1日あたりのアクセス数が少なくても、私はほぼ全国の特急・観光列車に乗ってきて記事を書きましたので、全体としては大きなアクセス数になります。
ところが、現在は旅行に出る人が、大きく減りました。
そのため、「これから新幹線に乗るんだけど、車内販売で何を売っているのかな?」などと検索する人が、激しく減少したようです。
記事として読んで楽しむのではなく、実際に車内販売を利用したい人が参考にするために検索する数が、一気に減少してしまいました。3000を下回ることは、ここ3年まず無かったのですけど。
例を示します。
「1月のアクセス数」「2月のアクセス数」「3月のアクセス数(29日まで)」を順に並べると、こうなっています。
《
サンダーバード》・・・1月「718」→2月「608」→3月「253」
旅行シーズンではない2月に比べて、3月は半減以下の記事が目立ちます。
もちろん、ダイヤ改正関係の記事が上位に表れやすくなって、私が書いた記事が若干埋没しやすくなる季節ではありますが、旅行を控える人が多くなった《思わぬ余波》を受けている次第です。