山陽新幹線を乗りまくる「乗り鉄」をしてきた。
JR西日本に乗るのがメインだったのだが、それ以外の列車もいくつか乗ってきた。
乗車した列車の1つが「ゆふいんの森」だ。
「ゆふいんの森」は、JR九州の観光列車だ。
博多から、日田や由布院に向かう観光客が乗車する。
他のJR九州の観光列車と比べて、特にスマートな洗練された接客をしていると感じる。
車内も、オシャレな座席が並んでいる。
4列シートだが、ゆったりした座席だ。
テーブルつきの座席もある。
この「ゆふいんの森」に、博多から久留米までの32分間だけ乗車した。
久留米より先の久大本線まで乗ったら、本数が少ないので時間がかかるためだ。
私が確保した席は、販売カウンターがある3号車だ。
ところが、博多を発車しても、他の客はいない。貸し切り状態だ。
車掌さんが指定券の確認に来た際に、こう言われた。
『久留米からは団体客が乗ってきます。久留米まで、ゆったりとおくつろぎください』
この車掌さん、素敵な言い方だなあ。
でも、ゆったりとくつろぐわけにはいかない。
32分間で車内販売を利用して、全部食べなくてはいけない。
できれば、買って食べて、再度買って食べて、をしたい。
そこで私は、博多駅発車3分前に、販売カウンターに向かった。
すでに、品物が準備されているではないか。ラッキー!
「ゆふいんの森2号」が博多に14:20に到着し、「ゆふいんの森5号」として博多14:35に発車するわけだから、品物はそのままでも不思議ではないけど。
弁当を買おうかと思ったが、以前買ったことがある品だった。
そこで、単品で3種類買うことにした。
買ったのは、これ↓
左から「うちのたまご とろけるプリン」360円、「ホットコーヒー」300円、「サンドイッチ」だ。
プリンは、柔らかくて美味い。食感が何とも言えない。
「いぶたまプリン」と甲乙つけがたい美味さだ。
車内販売だけで4日間過ごしたわけだから、野菜が圧倒的に不足する。
その中で、野菜は貴重でヘルシーと言える。
車内販売のメニューは、こうなっている。
クリアファイル270円、手作りおはぎ300円、いろいろあるぞ。
ゆふいんわっぱ720円など弁当もある。
私が注目したのは、こちら↓
同じ内容が、計4か国語で併記されている↑。
日本語・英語・中国語・韓国語の4か国語だ。
特に九州は、アジアからの観光客が多いから、わかりやすく案内しているのだろう。
このような車内販売の品が、ワゴンでも販売している。
私は短時間で降りる訳だから、ワゴン販売を待てなかったが。
今までの記事で、先頭に乗った話はこちら、車内販売はこちら。
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「ゆふいんの森」は、JR九州の観光列車の中でも、最も有名と言える看板列車である。
豪華な車内、車内販売の充実、このくらいは十分知っていたつもりだ。
今回、すごいなぁ~、さすがJR九州!と感じさせた点が2点あった。
【その1】私を覚えてくれていた
私がカウンターで「コーヒーください!」と言っていると、カウンターの奥にいたアテンダントが、「テレビに出演されていましたね」と声をかけてくれた。
驚いたのなんのって。顔じゃなくて、話し声で「おや?」と気づいたようです。
2019年1月に「マツコの知らない世界」で車内販売マニアとして出たのですが、もう1年以上経つのに、覚えてくれていたのには、感激してしまいます。観光列車では、客を覚えるのが非常に大事ですから、このようなアテンダントがいるのは、「すごい!」と思います。
【その2】インターンシップ
この「ゆふいんの森5号」には、アテンダントが大勢乗車していた。
10人を超えるアテンダントが乗っていたので、新人研修かな、とでも思った。
でも、話を聞くとインターンシップ(職場体験)だった。学生が、いろいろな職場を数日間体験して、将来進む道を決める際に役立てようという制度だ。
アテンダントの制服を着た学生さんも、姿勢よく、笑顔で、一目では分からないくらいになっていた。
最も素敵だと思ったのは、博多駅で折り返し準備中に、アテンダントさんがインターシップの学生さんたちに、車内の案内をしていたのだが・・・言葉は聞こえなかったが、説明している時のアテンダントさんの表情は、乗客に接するのと同様の素敵な表情だった(もしかしたら更に丁寧な笑顔だったかも)
職場の雰囲気が良いことの表れなのではないかと思った。
だから学生さんたちは、伸び伸びと明るい表情で、手伝いができたのだと思う。