気軽に「ろくもん」指定席プラン | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

【1】「ろくもん」に指定席プランがある

しなの鉄道の「ろくもん」は、豪華な食事が魅力の観光列車だ。

とはいえ、豪華な食事と、親身なおもてなしだけあって、料金は15100円と安くはない。

私は十分満足しているため、「ろくもん」の洋食・和食を計10回食べてきた。主食が松屋の牛めしの私だから、15100円は1か月分の昼食代なのである。それでも、乗りに行きたくなるのである。

今回・1月下旬には、「ろくもん」の指定席プランに乗車してきた。

運賃の他に指定券1020円を買えば、「ろくもん」に乗れるのである。

今回、指定席プランに乗ったのは、

《1》乗車する区間は、自由に選べる。今回は軽井沢から上田までしか時間的に乗れなかった。

《2》当日でも空席があれば乗れる。食事つきは、1週間前まで申し込みする必要がある。

《3》そして料金が安い。軽井沢から上田までは、指定席料金込みで、1910円で済む。

仕事が多忙で、直前まで予定が読めなかったが、1月下旬にパッと「ろくもん」に乗りにことにした。

 

【2】指定席でも水戸岡車両

「ろくもん」の2号車3号車は、食事つきプランの客の車両だ。

1号車だけは、運賃の他に指定席料金(1020円)を払えば気軽に乗れる車両となっている。

上の写真が、私が割り当てられた2人用席。

連休や団体とぶつからなければ、当日でも席が取れる可能性大だ。ホームページで空席は確認できる。

上の席は、4人がけの指定席。

テーブルを広げれば、弁当も十分置ける。

子どもに人気なのが、木のプールだ。

2号車3号車の観光客が来て、楽しそうに遊んでいた。

 

【3】八幡屋磯五郎 七味唐辛子

「ろくもん」の車内販売は、1号車のカウンターで実施している。

バッジや陶磁器など、いろいろ販売している。

新商品が販売されていた。

新商品は、唐辛子だ。

八幡屋磯五郎の七味唐辛子だ。長野では有名な品で、私も何度か見かけたことがある。

これを、1つ購入した。

ろくもんの入れ物に入っていて、お土産にもなる。

 

【4】ホットコーヒーで弁当を食べる

食事無しではあるが、ホットコーヒー300円を頼むことができる。

専用の紙コップで、ミカドコーヒーが出てきた。これ、香りが良いコーヒーで、好みだ。

新幹線でホットコーヒーが飲めなくなった時代に、列車内でホットコーヒーが飲めるのは、ありがたい。

弁当は車内では買えないから、軽井沢駅の「おぎのや屋」で、玄米弁当650円を買って乗り込んだ。

峠の釜めしで有名な、あの「おぎのや」製である。

量は多くないが、安くて、体に良さそう。

弁当と同時に、「力餅」も購入。

 

【5】景色を眺める

車内からの眺めは、食事の有無に関係なく楽しめる。

↑上は、八ヶ岳方面の景色。雪山がキレイに見える。

ここまでよく見えるのは、あまり多くないそうだ。

 

こちらは浅間山。てっぺんが、雲で隠れている。

山頂までハッキリ見えるかは、運次第と言える。

浅間山がよく見える地点で、一旦停止する。

 

【6】台湾からの客向け

この日の「ろくもん1号」の食事つきプランの客は、台湾からの観光客が大半を占めていた。

そこで、上田駅直前の、しなの鉄道本社前では、中国語の横断幕を掲げて手を振ってくれた。

拡大したら、こうだ↓

確かに、「ろくもん」を感じて書くと「六文」だけど(笑)

こういうの、嬉しいなあ。もっと徐行してくれれば、台湾の方々も良くみえただろうに。

 

しなの鉄道「ろくもん」以外にも、津軽鉄道「ストーブ列車」、秋田内陸縦貫鉄道「もりよし」でも、多くの台湾(または香港)からとみられる観光客が大勢来ていた。マナーも良く、手を振ると返してくれる素敵な人たちだった。

 

【7】指定席プランも素敵

「ろくもん」の魅力を最大限に味わうなら、食事つきプランが最適なのは間違いない。

アテンダントさんは、食事とともに、おもてなしの気持ちを提供してくれるからだ。

指定席プランでは、「まもなく浅間山がよく見える地点で停車します」など、いくつかの観光案内はあるが、食事つきプランの方が数段手厚い応対をしてくれる。

それでも、良い景色を楽しめて、素敵な水戸岡車両に乗れる。

コーヒーや、カクテルなども頼める。

手軽に観光列車に乗れる手段を残してくれているのだから、これは助かる。

 

東京から長野に行くなら、軽井沢から「ろくもん」の指定席プラン利用で、峠の釜めしでも食べながら奇麗な景色を眺めながらノンビリ過ごすのも、いいのではないかと思う。