スマートホンの画面を見続けて歩く「歩きスマホ」が、危険性が指摘されています。
各鉄道会社でも、線路への転落、他の乗客との衝突などで、「歩きスマホ」をやめるよう呼びかけています。
そんな中、私は先月「走りスマホ」に衝突されてしまいました。
「歩きスマホ」でなく、何と「走りスマホ」なのです。
先月、乗り鉄に出かけるために、わたしは駅の階段を上る直前でした。
すると、スマホを見ながら階段を走ってくる人にぶつかられてしまいました。
30歳前後とみられる女性だが、スマホの画面から全く視線を動かさずに、階段を走ってきたのです。
ドスンと大きな衝撃で、正面衝突してしまいました。
位置関係は、次の図のようになっていました。
階段を降りた後、下から見て右のほうに大半の人が進む階段です。
まっすぐ進む人は、ほとんどいません。
こんな状況で、階段を「走りスマホ」で降りてきたのです。
本来なら、ぶつからないように避けるのですが、今回は無理でした。
★視線がスマホに向いていますから、視線で進む方向を予測して避けることはできません。
★階段を下りきってすぐ曲がる人もいれば、2~3歩してから曲がる人もいますから、曲がるタイミングが分かりません。
★更に、走ってきたわけですから、短時間で避けるのは厳しかったのです。
結果、相手は私と正面衝突。
かなりの衝撃でした。私の体重が軽かったら、飛ばされて倒れていたハズ。
ところが、正面衝突して強い衝撃があったのに、相手はスマホ画面から全く目をそらしませんでした。
そして、何も言わずに猛ダッシュで走り去ってしまいました。
本来なら「待てよ!」と呼び止めるところです。
でも、一瞬の出来事で、あっけにとられてしまいました。
更に、ここでもめたら、乗り鉄に間に合わなくなる可能性が頭によぎりました。
この日は観光列車「ろくもん」の食事つきプランを申し込んでおり、そのための新幹線に乗り遅れる心配がありました。
(北陸新幹線の本数が減っていたので、1本あとで間に合うか分かりませんでした)
こんなつまらないことで列車に遅れたらバカバカしい!
こんなわけで、そのまま乗り鉄に行くしかありませんでした。
「ろくもん」に乗った話はこちら。
そもそも「歩きスマホ」をする人は多いのですが、その割にはトラブルが少ないと思います。
少ない理由は、「歩きスマホ」をするケシカラン者を、他の人が避けているからです。
でも細い道を通る際に、マナー違反の「歩きスマホ」をする人が、事実上優先になる訳だから、納得いかないなあ。
歩きスマホをしている人は、無言のうちに「オレを先に通さないと衝突するぞ」と脅かしているようなものなのに。