海里に乗ってきた《車内販売&おもてなし》 | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

新潟と酒田の間を走る観光列車「海里」に乗ってきた。

今回は「車内販売」と「おもてなし」について。

車両については、こちら

 

【1】車内販売

「海里」の車内販売は、3号車の売店で行われる。

この日、アテンダントが約4人乗っていたが、売店には多くの時間2人詰めていた。

(うち2人は4号車の「食事つき旅行商品」車両担当。)

どのアテンダントさんも、笑顔で親切な応対をしていた。

色々ある品物の中から、買ったものはと言うと、

 

買った品物、1つ目は「生ビール」510円だ。

景色を眺めながら、この泡を口にするのは、うーん、たまらない。

 

つまみとして、山形おこしを買った。

甘くて美味しい。ビールのつまみとしては邪道化もしれない。

列車名が入ったパック、ロゴ入り袋もカッコいい。

そして、あとでホットコーヒーを頼んだ。

JR東日本では、廃止された品だけに、飲みたくなる。

 

ちなみに、売店のカウンターに置かれていたメニューは、こちら。

地酒やワインも売られている。

酒のつまみが、若干弱いかなと感じる。

なお、予約制の弁当も売られている。

下りは「海里特製 加島屋御膳」1800円、上りは「海里特製 庄内弁」2000円の2種類。

旅行商品の客でなくても、指定券+乗車券の一般客でも、3日前までの予約で購入できる。

私は、ギリギリの指定券ゲットだったため、買えなかった。

 

【2】鶴岡駅・専用待合室&土産販売

上り新潟行き・4号車の旅行商品を利用の乗客は、鶴岡駅前の待合室を利用できる。

上り「海里」は、鶴岡駅で23分停車する。

この23分で、鶴岡駅改札から徒歩1分の「FOODEVER彩鶴(フーデェヴァーあやつる)」でドリンク類のサービスがある。

指定席の客は、専用待合室の中には入れないが、その周辺の特産物の販売なら利用できる。

アテンダントさんに引率されて、専用待合室に向かう乗客↑

この建物の中に、専用待合室がある↓。

一般の指定席の客は入れないので、わたしは土産物・特産物を見ることにした。

けっこう広い。

ここでも、皆さん見るだけの人が多そうだから、切り込み隊長として2品購入した。

どら焼き185円、焼き菓子248円だ。

弁当が無くて空腹だけど、コンビニのサンドイッチは買いたくない。

これなら旅の気分になるかな。

なお、12月27日からの冬ダイヤでは、鶴岡駅の停車時間が短くなり、旅行商品の販売も停止されるそうだ。

 

【3】桑川駅に停車

桑川駅では31分の長時間停車になる。

駅舎の2階の食堂では、「アオサみそ汁」が100円で味わえる。

私は2階の食堂に、一番乗り!

空腹だったから、温かい汁は、体にしみこんでくる。

いや~、いいな。

100円で、これは「買い」だ。

こんな看板もあった。↓

私が乗った12月1日は、16:23が日没とのこと。

「海里」が停車する16:50~17:21は、すでに日没していたが、季節と天気が合えば、奇麗な夕日が見えそうだ。

 

【4】海風を受ける

日没前後で外は暗くなっていた。

でも、景色が良い海沿いを走るのは、大きな魅力だ。

晴れていたら、もっと素敵だったんだけど。

桑川駅の少し手前で、3号車イベントスペースの窓を開放するとの案内があった。

12月とはいえ、比較的温かい日だったから、海風を受けようという人が集まった。

海の景色を写真に収めようとすると、天井の灯りが反射してしまう。

窓が開いているなら、写真を撮りたくなる。

 

なお、下り「海里」には、不定期でプレゼントがあるそうだ。

 

【5】感じたこと

新しい観光列車「海里」は、全体的になかなかの水準だと思う。

車内で腹の足しになるものが買えないのは大きな欠点だが、それ以外は車両も接客も素敵だと思う。

JR東日本の他の観光快速、「越乃シュクラ」「伊豆クレイル」にも当てはまるが、列車の魅力を十分に満喫するには、やや高いけど旅行商品を利用すべきだろう。

私は、旅行商品利用はしていないが、アテンダントさんの見事な接客は、何度も目にした。旅行商品を利用している客は、他のグループでも「一緒に乗っている」という連帯感のようなものがあり、笑顔で鶴岡駅や桑川駅で下車していたという印象だ。