車内販売員、ホーム&アウェイの差 | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

私は車内販売を、毎年1000回くらい利用しています。

地元の普通列車グリーン車は、年間500回くらい利用しています。また、「伊予灘ものがたり」や「ろくもん」などの観光列車には、年に何回も乗りに行っています。
すると、車内販売のアテンダントさんには、顔を覚えられます。私もアテンダントさんの顔を覚えます。
お互い知っている路線は、サッカーに例えると「ホーム」と言えるでしょう。初めて乗りに行く「アウェイ」路線とは、印象が大きく異なります。そこで、日頃利用している「ホーム」と、初めての「アウェイ」の差について、まとめることにします。
■アウェイ販売員が素敵に見える場合■
普段利用しない路線に乗ると、車内販売員が素敵に見えることがあります。「アウェイ」のアテンダントさんの方が、立派な仕事をしていて、素敵に見えることがあるのです。それは・・・
普段は見かけない技、心遣いに感激するからです。
いくつか例を出して説明します。
《事例1》総武快速の折り返し
普通列車グリーン車に乗って、終点に着きました。多くの列車では、車内清掃の職員の方が乗り込み、座席を逆向きに転換させます。アテンダントさんは、特に座席の転換をする必要はありません。
ところが、総武線のグリーンアテンダントさんは、座席の転換をすることが多いのです。
千葉方面からの東京行き総武線快速は、東京駅に着いて5分で千葉方面に折り返すことがあります。車内清掃の職員が座席を転換する間、グリーン車の乗客は乗れずに待つことになります。
こういう事情を理解している総武快速のグリーンアテンダントさんは、清掃職員 任せにせず、車端室の座席を回して、早く乗れるようにする方がいます。
他の路線では、ほとんど見られない総武快速独特の技です。
《事例2》英語ペラペラ
今は「ホーム」になりつつありますが、富士急行のアテンダントさんは衝撃的でした。
20歳前後の若手のアテンダントさんが、外国人観光客に英語で乗り換えの案内をしている場面を見ました。富士急行は、外国人観光客が多く、季節によっては乗客の半分以上が外国人観光客の列車も、珍しくありません。
ですから、カタコトでも外国人観光客に乗り換えの案内ができることは、富士急行線のアテンダントには、必要なことなのです。
普通列車グリーン車でも、成田空港を抱える総武快速では、英語で外国人観光客に案内するアテンダントを何度も見ました。他の路線では、ほとんど見かけない光景ですから、率直に言って「凄いな」と思います。
 
■ホーム販売員が素敵に見える場合■
普段から利用している「ホーム」での車内販売の方が、良く感じることもあります。
事例を2つ挙げます。
《事例3》ミスでも気にならない
私が大好きなJR四国の観光列車「伊予灘ものがたり」、心遣いには毎回感激しています。
今まで乗車したのは50本ですが、これだけ多く乗っていれば、「頼んだコーヒーが届かない」といった類のミスも4回ありました。
私は1本乗ると4回くらい車内販売を利用するヘビーユーザーですから、単純計算すると4回×50本で200回頼んだことになります。200回の利用で4回の見おとしになります。凄く好感を持っている列車で、見おとしがあっても、「普段は立派なのに珍しいな」と受けとるだけですが、初めて利用した観光列車で見おとしがあったら「こりゃダメだ」と感じてしまいます。
 
また、販売員を知っていると、こんなことがあります↓
普通列車グリーン車のアテンダントさんの中には、同じアテンダントから100回以上買った人もいます。
顔見知りですから、すごく疲れた表情だと「どうしたのですか?顔色悪いですよ。巡回を半分にして座っててはどう?」と言ったりしました。普段なら「車内販売に来ないな、手抜きか?」と感じるのに、普段から頑張っているアテンダントさんだと「何か事情があるに違いない」と思うのです。
《事例4》気遣いされやすい
販売員さんが、私のことを知っていると、いろいろ気遣いしてもらえることがあります。
★普通列車グリーン車で「ビ―ルください」と言うと、本来は「アサヒとキリンがありますが」と2種類のどちらが良いか聞き返されますが、私の好みを知っている人は、何も言わずにキリン一番搾りを出してくれます。
★終点の東京駅・上野駅まであと10分の地点を走っている場合、アテンダントさんは大抵、車内販売のカゴを持たずに巡回します。でもいつも車内販売を買う私を見ると、わざわざカゴを取りに行ってくれる人もいます。
 
いろいろ気遣いしてくれるアテンダントさんが乗務していれば、当然「素敵だな」と感じる訳です。
ですから、「ホーム」路線で車内販売を利用して《くつろぐ》のに加えて、「アウェイ」路線で《新鮮な発見》をする・・・・・
こういう両方の利用をしていきたいと思います。
 
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私にとっての「ホーム」は、普段乗っている普通列車グリーン車に加えて、どこかなあ。
次の4つは回数が多くて「ホーム」でしょうね。
「伊予灘ものがたり」に乗車50回、「ろくもん」には乗車約15回、「富士山ビュー特急」など富士急行には約15回で40本、「ハイレール1375」も10本くらい乗っています。
でも小田急ロマンスカーは、50本くらい乗ってますが、アテンダントさんには覚えてもらってませんから「ホーム」とは言いにくいんですよね。
 
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今週末に予定されていた日比谷公園の鉄道フェスティバル、台風のため中止ですか!
痛いなあ~。