首都圏のJRには、普通列車グリーン車が走っている。
東海道線、横須賀線、総武快速線、高崎線、宇都宮線、常磐線は、10~15両の長い編成だが、そのうち2両がグリーン車となっている。
普通列車グリーン車は、2階建て車両。
テーブルも使えるリクライニングシートだから、長時間乗っても疲れにくい。
夏休み中は、青春18きっぷも利用できるため、特にお盆の時期は混雑する。
普通列車グリーン車では、グリーンアテンダントによる車内販売が実施されている。
缶入りではあるものの、コーヒーやビールを買える。
弁当はないが、パンやおつまみも買える。
だから、車内販売好きの私は、年間600回以上、普通列車グリーン車で車内販売を利用している。
駅で買うよりは、車内で買う方が、美味いんだよね。
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色々な路線でアテンダントさんが活躍しているが、特徴が出ている路線が3つあると思う。
総武快速線、常磐線、湘南新宿ラインの3つだ。
■湘南新宿ライン・・・バラつきが少ない
混雑していることが多く、2人乗務の機会が多い。新人が他のアテンダントの仕事っぷりを学べることが多い。
そのため、技術がなかったり意識が低かったりするアテンダントは、ほとんど見られない。(たまに例外はあるけど(^_-))
■常磐線・・・手抜きしないで頑張る
辞めていくアテンダントが少なく、経験豊富な人が多い。
楽しんで仕事をする人が目立つ。
手抜きをするアテンダントが少ないのが嬉しい。
■総武快速線・・・凄腕アテンダントが多い
他の路線と比べて、凄腕アテンダントが多いのが特色。
成田空港に向かう客相手に、キレイな発音で英語で案内するアテンダントさんを見る機会があり、感激してしまう。(そのぶんイマイチのアテンダントが目立つけど)
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そんな凄腕アテンダントが多い総武快速線のグリーン車に、1か月以上前に、私は乗車していた。
総武快速線のグリーン車に快適に乗って、成田駅で下車しようとしていた。
すると、東京のグリーンアテンダントセンター所属の凄腕アテンダントさんが、成田駅の少し手前で、車内のゴミを回収しようとしてていた。東京から千葉あたりまでは多くの客が乗っていたが、佐倉駅を過ぎるとグリーン車は閑散としていた。
そんな時に、
アテンダントさんが、降りた客が座席付近に放置した空き缶などのゴミを回収に回っていた。
手にペットボトル&空き缶を6~7本抱えて、ごみ箱に投入していた。
車内のゴミを回収するのは、乗客想いの素敵なアテンダントさんだと思う。
地道に頑張っているアテンダントさんだと思った。
私が降りる成田駅が近づき、減速を始めた。
私がデッキの扉の前に立つと、凄腕アテンダントさんは、「見送り」のためにデッキにきて「ご乗車ありがとうございました」と挨拶してくれた。
ゴミ回収、見送り、そして笑顔と、素敵な仕事っぷりに、私は何かお礼を言いたくなった。
ゴミ箱を指して「ゴミ捨て、良いですねぇ(^^♪」と拍手しながら伝えた。
うまくアテンダントさんに、伝わったかなア。
笑顔でなくて申し訳なさそうな表情してたから、もしかしたらゴミ箱が満タンという苦情に思われたかなあ。