会津17市町村ぐるっと!いいもの・うまいものリレー | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

土曜日曜は一日中仕事の私だが、今日6月15日(土)は、珍しく昼間の仕事がお休みとなった。

これは乗り鉄するしかない!
そこで出かけたのは、鬼怒川温泉&日光だ!
 
【1】会津17市町村ぐるっと!いいもの・うまいものリレー
会津鉄道では、会津地方の17市町村が、交替で特産物を車内販売する取り組みを行っている。
「AIZUマウントエクスプレス」の日光発着の列車では、一部の土曜・日曜に、会津地方の市町村の方が乗り込み、地元の特産物を販売する取り組みを実施している。
6/8は南会津町、6/22は下郷町、7/7は喜多方市、というように、交替で地元の品をPRして販売する。
特別な料金なしで、豪華な車両に乗れるのもありがたい。
 
【2】この日は磐梯町
6月15日(土)の特産物の販売は、日光発着の「AIZUマウントエクスプレス」だ。
会津若松発、鬼怒川温泉10:20発、東武日光11:00着の列車と、折り返し東武日光発11:44の列車だ。
私は鬼怒川温泉から東武日光行きに乗り込んだ。
この列車は、鬼怒川温泉で、浅草行き特急に乗り換える客で一気に空く。ところが、12分の停車中にどんどん客が増えて、立ち客多数になる。
ワゴンに先立って、試食に回ってきた。
ハッピを着た磐梯町の方だ。
私の横にも来たが、立ち客が多くて何とか手が届いた。
かりんとうと、漬物(右上)だ。
かりんとうは手軽に食べられて、面白そうだ。
混雑の中、何とかワゴンは通れたので、購入することができた。
 
【3】往きに「りんごチップス」を買う
買ったのは、「かりんとう」380円と「りんごチップス」240円だ。
りんごチップスは、作った人の名前が前面に出ていて、これは親近感がわく。
「かりんとう」は、すごく体によさそうだ。
こういうの、ローカル線の雰囲気が出る特産物なんだよね。
素敵だなあ。
もう一つは、「かりんとう」だけど、丸大豆おから入りだ。
確かに珍しい味だ。言われてみれば、ブルーベリーの香りがする。
 
【4】折り返しにも乗車
ワゴンの写真が撮れなかったため、折り返しの東武日光から下今市まで、再度乗ることにした。
買おうと思っていたリンゴジュースは、人気で品切れ!
会津鉄道の方は「下今市駅で数分停車しますから、ホームで買えます」と案内してくれた。のどが渇いたからジュースを買いたい客と思ったのなら、実に親切な案内と言える。ただし何せ私は車内販売目当ての超マニアだから、事情を説明して、別の味の「かりんとう」にした。
他にも、甘酒580円、はちみつ1300円、乾燥しいたけ580円などがある。
私は会津鉄道の方に挨拶して、下今市で下車したのだった。
 
【5】素敵な取り組み
この企画は、色々な面で素敵な取り組みだと思う。
《1》地元市町村の特産物を、観光客にPRできる機会
観光客にしてみれば、地元の人たち(観光協会や役場の方)としゃべるのは案外楽しいのである。
磐梯町でかりんとうが作られているなんて、多くの人は知らないわけで、たいてい乗り込んでくる地元の方は「ひとが良い」ので、話をするだけでも魅力的なのである。
《2》役場の職員の刺激・研修にもなる。
それぞれの市町村は、ほぼ年に1回りの割り当てで、慣れていないことがある。でも会津鉄道の職員は、年に何回も特産物の販売を手伝っているから、すごく手際が良い。
以前、会津若松市の若手職員が、PRに行ってこいと言われて乗務していたことがある。
役所の人が、販売するのは慣れている訳がないが、不慣れながらも頑張っていた。観光客の中には「だって遠いでしょ~日帰りは無理」なんて率直な意見をぶつけてくる時もあり、いろんな面で地域活性化を考えるきっかけになりそうだ。
《3》地元自治体と鉄道会社の距離を縮める。
厳しい第三セクターの経営で、地元自治体に支援を求めることがある。新規車両の導入、駅トイレの改善なども、支援が欲しい。日ごろから、このような形で連携していれば、支援をしやすくなるなるハズ。
「自分たちの大切な鉄道」と思ってもらえるか、地元自治体との関係も大きい。
 
車内販売の可能性が拡がるような、貴重な取り組みだと思う。
 
この先の予定の市町村は、
6/22下郷町、7/7喜多方市、7/13金山町、7/20柳津町、7/27会津若松市、8/11会津美里町と続く。
9月以降の予定等詳細は、会津鉄道の公式ホームページを参照。
以前の市町村の販売の記事はこちら。