大洲城で「伊予灘ものがたり」に旗振り | 車内販売でございます。

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★大洲城で旗を振ることに

8月25日の「伊予灘ものがたり」運転再開の初日に、乗りに行った。

多くの人に手を振ってもらうことが予想されたから、こちらからも振り返そうと思った。

そこで、3便目の八幡浜編には、大洲城で旗を振ることにしていた。

運転再開後、最初の旗振りに参加できるのは、光栄だ。大洲城へ Let'sGo!

 

★職員からのメッセージ

伊予大洲駅では、大洲編と双海編が発着する際には、武者姿の大洲城職員の方が、観光客を歓迎してくれていた。

「運行再開おめでとう!!」と書かれた横断幕を掲げてくれていた。これは、観光客向けというよりは、アテンダントさんなどJR四国のスタッフに向けたものだと思う。実はこんなことが、あったそうだ↓。

「伊予灘ものがたり」が走る大洲市は、肱川の氾濫で住宅が浸水するなど甚大な被害が出た。これまで、列車が市中心部の肱川に架かる鉄橋を通るたびに、近くの大洲城の本丸で仲間と旗振りを続けてきた大洲城支配人(61)=同市八多喜町=は「被災地を勇気づける復興のシンボルになってほしい」と運行再開の決定を喜ぶ。

 肱川沿いの自宅は1・6メートルほどの高さまで浸水し、床下には泥が入り込んだ。猛暑の中、泥のかき出しなどの作業に追われる中、ふと、「きょうは旗振りしなくていいんだっけ」と思うこともあったという。それだけ「日常生活の一部だった」と説明する。

 被災直後、めいやおいたちが東京などから手伝いに来て、7月半ばには伊予灘ものがたりに乗務するアテンダントらJR四国の社員たちも駆け付けた。企画を担当する田中弘典室長(62)は「いつもお世話になっている。今度は私たちが恩返しする番だと思った」と振り返る(愛媛新聞ニュース8月8日)

 

★大洲城まで歩く

このような経過で、8月25日に、久々に大洲城の近くを「伊予灘ものがたり」が走ることになったわけだ。

この日は非常に暑く、日なたは35℃を超える猛暑だった。

大きな荷物を抱えて歩くのは、辛い。途中の道で、コンビニ発見!! 水分補給して、何とか体力回復できたが、歯を抜いたばかりで体力が低下している状態では、キツイや。

大洲城に向けての坂道は、特にシンドかったけど、歩いてお城に到着した。

 

★城から肱川を眺める

大洲城から、肱川(ひじかわ)を渡る予讃線の線路をのぞむ↓。

暑いものの、青空は気持ち良い。同じ大洲市でも、もっと上流に行けば、甚大な被害が出たが、この近くは水害の爪痕は、この日はあまり見られなかった。

 

★そもそも「旗振り」とは?

大洲城から「伊予灘ものがたり」が通る予讃線の鉄橋までは、およそ500mある。

大きく手を振っても、あまりよく分からない距離と言える。

そこで、大洲城から、「旗」というか「のぼり」を振って、歓迎の気持ちを伝えることになった。どうせ旗を振るなら、大洲城の職員だけでなく、観光客に振ってもらうという「参加型イベント」になったわけだ。

2015年の8月に旗振りに行った時の写真が、こちら↓。城主の合図で左右に旗を振る。

 

列車から見ると、このように見える。肱川の向こうの大洲城、その赤い矢印の部分で旗を振るわけだ。

ひとりでは目立たないが、10人くらいなら十分に注目される。

旗を振ってタイル様子を拡大した、別の写真がこちら↓。

 

★今回は大きな旗も

今回は、各人が持つ旗に加えて、大きな旗も用意してあった。

次の写真の中央に、1つ大きな旗がある。この大きな旗は、振りにくいので固定されている。

城主が、振り方を説明して、軽く練習した↓。

まあ、旗を左右に振るだけだから、さほど難しくはない。

 

★いよいよ登場

「伊予灘ものがたり」が音を立てて、肱川にやってきた。

今日は特別な日だからなのか、いつもより更に時間をかけて徐行運転している。

初めはみんな元気に振るのだけど、大きな旗を2分も降り続けるのは、すごく体力を消耗する。

今回も、「つらい~」「早く渡ってくれぇ」といったことをつぶやく人もいた。

取材陣もいる中では、弱音を吐けないぞ。何とか頑張った。五十肩の治療中なのに、肩を酷使しちゃって・・・。

写真を撮る余裕がほとんどなかったため、旗を振っている様子の写真は無し。

 

★記念撮影

最後に記念撮影をした。

大洲城のスタッフが、観光客のカメラのシャッターを押す。

今回素敵だったのは、取材しに来たマスコミの方が、積極的にシャッターを押す手伝いをしてくれたことだ。

鉄道とは関係ないが、マスコミ、特にテレビ局のいい加減さと勝手なふるまいには、何度も迷惑をかけられてきただけに、マスコミが現場の手伝いをする光景には感心した。(凄腕アテンダントさんに似ていたなぁ)

 

★おみやげ

旗振りをした人には、伊予灘ものがたり4周年記念のウチワが配られた。JR四国が作った品物だ。

アテンダントさんのイラストは、絶妙だ。これはマニアにとっては貴重品だ。

 

暑かったけど、達成感を持って、大洲城から戻ったのだった。

(戻るときに、大洲城に2匹のポケモンを配置したのは、わたしです。)

 

以前の旗振りの記事はこちら

200人旗振りの記事はこちら