伊予上灘駅のおもてなし | 車内販売でございます。

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5月の連休中に、四国に乗り鉄に出かけた。

「伊予灘ものがたり」に乗った際に、五郎駅の皆さんにお世話になった話は以前書いた。(こちら)

そして、伊予上灘駅の方々にも、親切にしていただいた。そこで今回は、伊予上灘駅の話。

 

【1】伊予上灘駅とは

伊予上灘駅は、「あの有名な下灘駅の隣」と言ったら、分かりやすいと思う。

愛媛県の松山から伊予大洲に向かう予讃線の駅だ。

特急「宇和海」は、内子経由で走るため、伊予上灘駅は、1~2時間に1本だけのローカル線になっている。

下灘駅のように、線路1本だけですれ違えない駅が多い中で、ここは上りと下りがすれ違える駅になっている。

歓迎の顔出しパネルもある。

ホームには、様々な色彩の花が植えられている。

地元の方々の想いが、伝わってくる。

子どもの日の翌日だから、こいのぼりも泳いでいた。

 

【2】地元の人が歓迎

伊予上灘駅では、「伊予灘ものがたり」の《双海編》が十数分停まって、観光客がいったん降りることができるダイヤになっている。

そもそも伊予上灘駅は、現在は伊予市の一部になったが、旧双海町の駅だ。

自分の住んでいる地域名が、《双海編》として列車についたのだから、歓迎したくなるわけだ。

(2016年12月撮影)

地元の方々が、お揃いのハッピを着て手を振ったり、大漁旗を振ってくれたりして、歓迎してくれる。

34回乗った常連客として、感謝したくなる。

 

【3】かわいい犬と猫の駅長

大漁旗の出迎えも嬉しいが、観光客に最も評判が良いと思われるのは、かわいい犬と猫のお出迎えだ。

猫のトラ福駅長、子猫のカンナちゃん、犬のセリ駅長が、同じ場所でのんびりくつろいでいる。

乗客と記念撮影に応じてくれることもある。

「伊予灘ものがたり・双海編」の観光客に向けて歓迎してくれるのだが、私は特急「宇和海」と普通列車を乗りついで伊予上灘駅に行ったから、写真は一歩引いた位置から撮影した。そのためイマイチの写りになってしまった。

2016年12月に撮影した写真はこちら。この時は、子猫のカンナちゃんは、いなかった。

 

【4】地元の品の即売

伊予上灘駅では、「伊予灘ものがたり・双海編」の到着に合わせて、地元の品を販売してくれる。

幸ふくちょうちん、調味料、うちわ、絵葉書など。

なかでも、伊予灘に夕日が沈むキレてな絵葉書と、猫ちゃんの写真が入っているウチワは買いだ。

伊予市の隣の砥部町で作られる「砥部焼(とべやき)」も販売していた。「伊予灘ものがたり」で使用されているコーヒーカップは、砥部焼を使っている。

小さい鉢植えも販売しているが、値段は200円とか300円が多い。

愛媛から東京にサボテンを持ち帰るわけにはいかず、私は買わなかったけど。

売れても、たいして儲からない金額だよね。

 

【5】島が見える観光案内

「伊予灘ものがたり 双海編」が停車する十数分間に、駅から徒歩2分の場所で、観光案内が行われる。

海が見える崖の上の自転車置き場で、伊予灘の海と、ここから見える島の説明をしてくれる。

10mくらいの高い崖の上だから、見晴らしはすごく良い。

(2016年12月撮影)

 

【6】近くに「ふたみシーサイド公園」

下灘駅には自動車を停めるスペースがないため、隣の伊予上灘駅の近くの「ふたみシーサイド公園」に停めるように呼び掛けている。

地元の方が説明してくれる自転車置き場から崖の下を見ると、このように↓駐車場が見える。

ここでは、ミカンなど土産物の販売も行われている。

砂浜にも出られて、遊ぶこともできる。夏には良い場所だ。

 

【7】パラグライダー

伊予上灘駅の上空では、パラグライダーが飛ぶ時がある。

駅に貼ってあった写真には、「伊予灘ものがたり」が停まる上空を、パラグライダーが飛行する光景が写っている。

青い海の上に広がる青い空に、パラグライダーが舞う・・・素晴らしい光景だ・。

 

【8】メッセージ

「伊予灘ものがたり」では、五郎駅や伊予上灘駅など沿線の人たちが歓迎してくれる。

でも直接お礼を伝える機会が、なかなか取れない。そこで、車内でメッセージカードに書いてもらえれば、JR四国から伝えてくれる仕組みがある。伊予上灘駅に方々に、感謝している乗客も多い。

 

【9】私はというと・・・

私は朝1本目の「大洲編」で、伊予上灘駅を通った。

徐行運転してくれたので、大きな手の絵を取り付けたウチワ↓と感謝のプラカードを、伊予上灘駅で手を振る方々に振り返した。

その後、2本目の「双海編」を、五郎駅で手を振った。

そして、伊予大洲から伊予市まで特急「宇和海」、そして普通列車に乗り継いで、伊予上灘駅に着いた。

そして「伊予灘ものがたり」の車両や、ワンちゃんたちを撮っていると、地元の方に話しかけられた。

「あれ? 大洲編で手を振ってくれた方ですか?」

手のウチワは、カバンに収納していたのに、よく気づいてくれたと感激!

つづいて、パラグライダーのこと、見える景色のこと・・・・丁寧に説明していただいた。

次の列車まで1時間以上、暇だな~と思っていたら、中身のある時間を過ごすことができた。

昼食は、駅前の店↑で買ったカレーパンだ。

食料の調達ができて、よかった。

 

こういう地元の方と近づくと、病みつきになっちゃうな。