前回は、明知鉄道「食堂車」に乗った話をした。
今回は、明知鉄道に乗りに、往復した経路についてまとめた。
【1】申し込み
明知鉄道の「食堂車」の申し込みは、明知鉄道のホームページからできる。ギリギリの時期だと電話予約限定となる。
今回は、少し余裕ある8日前だったから、ホームページで申し込みをした。ホームページには、現在何人が申し込んでいるか表示されていて、ありがたい。平日なのに、どの日も10人以上の申込があり、人気なのが分かる。
数日後、 郵便書簡(ミニレター)で、案内の紙と振り込み用紙が送られてきた。郵便書簡は、何枚か案内の紙も同封出来て安い62円で送れるので、地方の第三セクターならアリだと思う。むしろ好感持てるかな。
費用の4000円を、郵便局から振り込むことになる。
【2】高速バス
「食堂車」は、12:20に恵那駅を発車する。受付もあるから、12:10には着いていたい。
東京からだと、新幹線で名古屋経由なら、余裕で間に合う。しかし、新幹線だと、東京~名古屋間で1万円を超えてしまい、痛い出費となる。
何か良い方法が無いか探したところ、丁度良いのが見つかった。
京王高速バスだ!
バスタ新宿6:50発の名古屋行き高速バスが、恵那駅から徒歩20分の場所に停車する。11:42着だから、十分間に合う。魅力的なのは、乗り換え無しなのに加えて、早割で何と3700円!!激安だ。
バスタ新宿発の高速バスは、満席のバスが多かったが、私が乗った名古屋行きだけ空いていて、乗車率30%ほど。ゆったり乗ることができた。
鉄道に乗りに行くのに、鉄道が利用しずらくて高速バスに頼るのは、やや複雑な気分だ。
【3】ICからタクシー
恵那IC(インターチェンジ)から恵那駅までは、公称で徒歩20分。実際はもっと近そうだ。
恵那IC11:42着で、恵那駅12:20発だから、恵那駅まで35分かかっても「食堂車」に乗れるのだが、高速バスが遅れる可能性もある。そこで、地元のタクシーを予約した。高速バスからの乗り継ぎだと1割引きになるけど、呼び出し料?がかかって810円だった。
結果的に数分早く着いたから歩いても良かったけど、このくらいなら安心料と考えよう。
【4】恵那駅
明知鉄道の恵那駅は、JRのすぐ隣。
グッズが販売されていたが、係員がいなかったんだよね。
【5】途中駅
明知鉄道の「食堂車」では、途中駅の見どころ案内をしてくれた。
極楽駅には、お地蔵さんかな。
勾配日本一の駅・飯沼駅。33パーミルか。確かに坂道だ。
農村景観日本一なんてPRもされていた駅があった。
【6】明智駅周辺
大正時代の街並みなどの観光地もあるのが明智駅周辺だ。
ちなみに、明知鉄道の明智駅、漢字が紛らわしい。
駅で焼き芋を焼いていたが、買いたくても駅員はいない。残念。
帰りは、普通の列車で恵那駅に戻るのだった。
【7】中央線を青春18切符
中央線を、青春18切符で乗った。
来た名古屋行きは、ロングシートだ。空いている区間だけに、これは残念。
恵那~名古屋は1140円だから、時間も運賃も、けっこうかかる。
【8】鶴舞公園
名古屋の2つ手前の駅が鶴舞だ。
少し時間があったので、鶴舞駅の真目の前の鶴舞公園を散歩した。
何だ、以前はポケモンGOをする人が多くて、実際に多くのポケモンが出現したけど、今はたいして出ていないや。
【9】名古屋で飲み
午後6時から、名古屋の中心部・栄で、酒を飲む。学生時代の友人が名古屋で働いているので、名古屋に行くときは会いたくなる。
名古屋の地下鉄名城線で、金山から栄に行こうとしたのだけど、「右回り」「左回り」のどちらに乗ればいいのか、1分以上あたふた。地元の人でないと、分かりにくいや。
独身の私を気遣って、今回も、子どもの教育費が大変で・・・と愚痴ってくれるのは、ありがたい。
こうして、車内販売という趣味にカネを投入できるのは、平均的な50歳男なら、子どもの教育費に費やすカネ(そして時間)が不要だからなんだけどね。
【10】新幹線で帰る
多忙な年度末に急に飲みに付き合わせたので、1時間ちょっとで、飲みは終了。
本来は、名古屋19:35発の「ひかり」に静岡まで乗り、静岡から青春18切符を使おうかと思っていた。そうすると、新幹線の追加出費は5830円で済む。
しかし、「ひかり」に間に合う地下鉄に、30秒の差で乗れなかった。
やむを得ずに、名古屋~東京間「のぞみ」に乗り、10110円の出費となった。(プラスEX予約)
往きの高速バスが3700円なのと比べると、これは痛恨の一撃だ。
「のぞみ」で、車内販売を利用した。スジャータ「スゴクカタイアイス」だ。
販売員がほとんど無言で往復したため、捕まえるのに苦労した。立派な販売員(パーサー)が多いのに、一部変なのがいるのが東海道新幹線なんだよね。
名古屋駅のポスターに、こういうのがあった。
朝のサンドイッチセットが、2種類になった。
たまご入りテリヤキチキン&ゴボウサラダのサンドイッチだ。
また、セットのコーヒーは、缶コーヒーも選べるようになった。
と思ったら、車内販売でなくて、売店での販売らしい。
【11】「のぞみ」隣の客
私は「のぞみ」指定席E席だった。D席には、同じく名古屋から20代後半くらいの会社員風の男が座った。
ところが、これが参った。
真ん中の「ひじかけ争い」は聞くが、私は窓際の時は「ひじ掛けの上」は通路側の客にくれてやるという感覚でいる。ところが、ひじ掛けの上だけで収まらずに、私のE席の方に完全に領空侵犯してくる。私の腕にぶつかっても引かない。何度も押し返すだけだけど、平気で隣に堂々とはみ出るか普通。
そのうち、ヘッドホンの音漏れも激しくなった。
ヘッドホンの音漏れは、大きい小さいというよりは、隣りの客にかすれた耳障りな高音が聞こえる時点でマズイと思うのだけど。
【12】青春18切符の原価以下利用
本来は、帰りの「ひかり」に一部だけ乗って、残り区間を青春18切符を使う予定だった。
でも、名古屋~東京丸ごと「のぞみ」に乗ってしまった。
そのため、往きの新宿駅まで、帰りの東京駅から、そして恵那から名古屋(金山)までの3か所だけの使用となった。そのため、1回分の単純計算2370円には少し達しなかった。
青春18切符を原価以下しか利用しないのは、凄く損をした気分になってしまう。貧乏性で、良くないんだけど。
【13】この日の出費
この日の出費をまとめてみた。
(1)2370円・・・青春18きっぷ1日分
(2)4000円・・・明知鉄道食堂車
(3)3700円・・・京王高速バス
(4)10110円・・・東海道新幹線
(5)810円・・・タクシー代
(6)400円・・・名古屋地下鉄
(7)300円・・・明知鉄道車内販売せんべい
(8)290円・・・新幹線車内販売アイス
(9)2000円・・・居酒屋
合計23980円
こうしてみると、帰りの新幹線は高いとあらためて感じたのだった。