四国まんなか千年ものがたり【車内販売と接客】 | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

11月に「四国まんなか千年ものがたり」の「しあわせの郷紀行」に乗った。

今回は、車内販売と接客について。

予約制食事と飲食物については、こちら

阿波川口駅のおもてなしは、こちら

 

【1】車内販売~グッズ

今回の「四国まんなか千年ものがたり」の「しあわせの郷紀行」での車内販売は、春とは形式が変わっていた。

以前は、アテンダントがカゴに入れた品物を持ってきて、その場で販売していた。(代金は飲食と合わせて最後に一括支払い)

今回は、カゴに入れて巡回するのは同じだが、見本を客に見せて注文だけ先に取り、アテンダントが2号車で袋に入れて届ける形になった。

じゃ~ん!様々なグッズがあるぞ。

品物は透明なビニール袋に入っているが、見本の多くはビニールが外してあって手に取って確認できる。

面白そうだったのが「遊山箱組み立てキット」5000円だ。料理を入れた本物の遊山箱より、一回り小さい。

なお、「しあわせの郷紀行」の料理を入れる本物の遊山箱がどうしても欲しい場合は、20000円で買えるそうだ。

そして、2018年のカレンダーも販売している。私も1200円出して購入した。

予定を書き込める部分の裏は、写真になっている。

次の写真の左は、2017年の「伊予灘ものがたり」のカレンダー。形式は一緒だ。

他にも、様々な品がある。ランチョンマットが綺麗だったけど、良い歳したオヤジが使うのは、どうかと思って買わなかった。

安いものから、本格的なものまで、幅広いのが嬉しい。

 

【2】車内販売~食べ物

お土産の食べ物も、4月5月よりも充実してきた。

楽しい土産が、スイーツボックスだ。列車の形をした箱に、お菓子が入っている。

子どものお土産にいいな。1200円

私が買ったのは、和三盆クッキーだ。

他に抹茶・きなこもあって、550円。

以前買ったのは、鳴門金時芋きんつば600円。

列車のロゴが入っていて、鉄道ファンには良い土産になる。

左上の「鉄下」だけ、浮いているなあ。

 

【3】接客水準、大幅アップ

「四国まんなか千年ものがたり」のアテンダントさんの接客は、素晴らしかった。今までにも2回乗車したが、その際の印象は、こうだった。

■4月は○

4月に乗りに行った時には、「伊予灘ものがたり」で凄腕アテンダントとして乗務していた1人を除いては、観光列車の乗務が初めてだったから、客として「大丈夫かな?」という不安な気持ちが大きかった。でも、予想以上に、落ち着いた接客をしていて、驚いた。満足のいく接客だった。

■5月は▲

ところが、2回目に5月に乗りに行った時には、4月よりレベルが下がっていた。このころは「四国デスティネーションキャンペーン」期間で、「四国まんなか千年ものがたり」を週4回運行していた時期だ。アテンダントも疲れがたまってきた時期で、4月に担当してくれた腕の良いアテンダントが2人ともお休みの日だった。4月に素晴らしいおもてなしを受けて、「どのくらいパワーアップしているか」と期待しすぎたせいか、ややがっかりして帰ってきたのだった。

■11月は◎

そして今回!満足のしっぱなしだった。

4月から乗務したアテンダントが、半年たってどんどん力をつけてきた。接客水準にバラつきがなくなり、安心してくつろげるようになった。ミスしない接客だけでなく、積極的に動く接客になってきた。

更に凄腕アテンダントも秋に移籍してきて、万全の体制となったと感じた。

 

一番感激したのは、次の場面だった。

今回、「志国高知幕末維新号」と「四国まんなか千年ものがたり」には、日帰りの飛行機往復でも良かったのだが、日曜の夜の飛行機は、混雑して割引率が低い。日帰りだと36000円、1泊して月曜に帰ると26000円と、1万円の差になった。そこで月曜の午後の飛行機で帰った。

月曜の午前中は暇なので、琴平駅で「四国まんなか千年ものがたり」を、手を振って見送る側に立つことにした。列車が発車する寸前に、「昨日乗車したマニアックな客がいる」と私に気づいた4月入社の新人(?)アテンダントさんは、ダッシュして走って来て、見送り用の旗を私に手渡してくれた。

(写真は5月の「しあわせの郷紀行」の見送り)

この時、私が持っていたのは「伊予灘ものがたり」のウチワだった。手を振るだけより良いか、と思っていたが、有り難かった。

乗客の気持ちを先取りして動いてくれたのは、非常に嬉しい。小さいことかもしれないが、マニアにとっては、感激する応対なのである。

また来年、「四国まんなか千年ものがたり」に乗りに行きたくなった。

でも暇があれば四国に行ってしまうから、「指宿のたまて箱」の鹿児島ベースのアテンダントさんの素敵な接客に触れる機会が取れない。悩むなあ。