四国まんなか千年ものがたり【食事&車内販売編】 | 車内販売でございます。

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車内販売を13年半で10000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 各地の観光列車に乗り鉄しています。

「四国まんなか千年ものがたり」に乗車した話、前回は豪華な車両についてまとめた。↓

http://ameblo.jp/syanaihanbai/entry-12266594641.html

今回は、食事と車内販売についてまとめる。

写真は琴平駅に停まる「四国まんなか千年ものがたり」↑

 

【1】ラッキーなことに

午後の「しあわせの郷紀行」の指定券と食事券を確保して、私は乗りに行った。

朝に成田空港を飛び立ち、LCCのジェットスターで高松空港、そこからバスで琴平駅に10:44に着く予定だった。琴平駅では、「四国まんなか千年ものがたり」の午前便・「そらの郷紀行」が停車していて、10:48に発車する。列車の写真を撮って、列車に手を振って見送ることにしていた。

ところが、バスの到着が早くて、琴平着が4分前でなくて9分前の10:39だった。

改札のヨコの窓口も空いている。念のため・・・・

「今、停まっているのの指定席券、キャンセル出てないですか?」

係員の方は、機会を操作する・・・「ん? 2Cの席、1席空いています」

何だ!1人用席が、見事に空いているではないか!「お願いします!!」

こうして、午前の「そらの郷紀行」も急遽、乗れることになった。乗車したのは2本、

琴平10:48発「そらの郷紀行」を、予約制食事無しで。

大歩危14:20発「しあわせの郷紀行」を、予約制食事有りで乗車した

 

【2】予約制食事

大歩危発の「しあわせの郷紀行」では、予約した食事をいただいた。

料理は、「味匠 藤本」の料理長監修した「おとなの遊山箱」だ。

かなり豪華で、料金は4500円。9割以上の客が予約していた。

箱には、三段の重箱が入っている。持ち運びしやすい豪華な弁当箱と言える。

箱を見ても、料理を取り出すのも、楽しい箱だ。

 

《上段》

手まりご飯4種(海老寿司、野菜寿司、赤飯、豆ごはん)

細巻き寿司、海老おかき揚げ、らっきょ(金色のホイルの中)

上段は、主にご飯が入っている。美味いのは当然だが、品数が多く、見た目も鮮やかで、飽きないのが良いなあ。

 

《中段》

徳島産の鰆、玉子焼き、海老うま煮、肉巻き、れんこんフライ、甘酢野菜、煮物。
地元の食材をふんだんに使った季節感あふれる料理だ。

私はこの中段が、特に価値があると感じた。素晴らしい。

 

《下段》

デザートは、東みよし町産のイチゴ、三好氏産のはっさく、金時豆天だ。

地元の食材を色どりも考えて並べている。

上段、中段、下段と書くと、電車寝台583系を連想するなあ。電車寝台には乗れなかったからなあ。北陸で普通列車に改造されたのに乗っただけだし。

 

《汁物》

お椀には、温かいそうめんが入っていた。

実は、この汁物が目の前に置かれていたのに、うっかりして忘れてしまった。重箱をほとんど食べ終わってから、手をつけた。そうめんの量が軽いから、バランスよくいただけた。

午後の「しあわせの郷紀行」は、大歩危を発車して間もなく、食事が運ばれる。

食事が運ばれる頃は、ちょうど、景色が良い地点が多く、気が散ってしまう。落ち着いて味わえないのが、贅沢な悩みだ。

 

【3】食後の飲み物&菓子

「しあわせの郷紀行」の予約制食事には、食後のコーヒーと菓子もついている。

コーヒーは、料理を食べ終わったら、客のペースに合わせて持ってきてくれる。

コーヒーの器も、すごく趣がある。

コーヒーは、個人的には「伊予灘ものがたり」で飲んだコーヒーの方が、口に合うなあ。

和菓子は、箱に2品入っている。

コーヒーの皿に載せて、写真に撮った。コーヒーに案外合って、美味しい。

 

【4】追加メニュー

予約制食事以外にも、当日乗車してから、飲み物・食べ物を注文できる。

私は午前の「そらの郷紀行」の指定券を、当日ゲットしたため、料理の予約は無かった。そういう予約なしの客でも、頼めるわけだ。

《1回目》「カツサンド」と「オリーブサイダー」

往きの「そらの郷紀行」では、食事予約がなかったため、食べ物を頼んだ。

アテンダントさんにおススメを尋ねたら、「カツサンド」1000円とのこと。

やはり、柔らかくてすごく美味い。量が少なめだけど、それでも頼んで損はない。

同時に頼んだのが、「オリーブサイダー」450円だ。地元香川の飲み物だ。

グラスは、「四国まんなか千年ものがたり」のロゴが入っている。このグラスに注いで飲むのは、ホントに気分良い。

 

《2回目》「季節のケーキ」のセット

季節の食材を活かしたケーキが1種類ある。この日はイチゴだ。

見た目も味も、共に素晴らしい。

ケーキ単品600円、コーヒー600円で、セットだと1000円になる。

セコイ小市民の感覚だと、ケーキはすごく美味しいけど、小さい。セットで1000円なら満足できるけど。

 

午後の「しあわせの郷紀行」で、食事と共に飲んだのがこれ。

《3回目》「さぬきのももも・ソーダ割」800円

地元香川の桃のお酒を頼んだ。

本来なら、和食により合う酒が良いのかもしれない。でも、特色ある品物を頼みたかった。

 

【5】グッズの車内販売

食事が終わったころ、グッズの車内販売が回ってきた。

グッズと土産はワゴンに乗っているが、1人で乗りやすいカウンター席は後ろとの通路が狭く、ワゴンが通れるかギリギリだ。そのため、カゴに品物を入れて、客の前に持って行けるようになっている。

 

《ボールペン》800円

私が買ったのは、往き「そらの郷紀行」では2品だ。1品目は「ボールペン」800円だ。「四国まんなか千年ものがたり」の車体が描かれている。

 

《クリアファイル》350円

クリアファイルが2種類ある。そのうち種類を購入。

 

帰りの「しあわせの郷紀行」では、予定にはなかったものを大量に買ってしまった。

グッズを売りに来たアテンダントさんは、以前「伊予灘ものがたり」に乗務していた凄腕アテンダントさんだ。私の事を覚えていただいて、声をかけていただいたので、勧められたものをつい買ってしまうという単純なパターンだ。()

《記念入場券》960

「『四国まんなか千年ものがたり』運行開始記念入場券」が売られていたので、購入した。関連する6駅の入場券のセットで、金額は960円。

秘境駅・坪尻駅の入場券って、なんか不思議な気がする。

《ぶどう饅頭》600

徳島県美馬市の「ぶどう饅頭」だ。「四国まんなか千年ものがたり」の包装紙で包まれている。

《バッジ》

「四国まんなか千年ものがたり」の車両が描かれたバッジだ。12個セットで200円、これを2袋購入した。

 

なお、グッズと飲み物食べ物の支払いは、あとで一括支払いとなる。

午後の「しあわせの郷紀行」なら、お酒、ケーキ、グッズの代金は、琴平駅に着く少し前に、まとめて支払うことになる。普通の飲食店では、料理を先に出して、店を出る時に一括して支払う「後払い」だから、違和感はさほどない。これは、途中駅で乗車下車が基本的にないため、可能になる。

 

【6】飲み物&食べ物&グッズメニュー

参考までに、メニューを紹介する。

今後、メニューは追加、変更は当然あると思われる。

《お酒》

今回は頼まなかったが、凄いものがあった。

「人間国宝監修 香川漆器で味わう 香川徳島地酒飲み比べセット」2200円だ。

最高級の器で、地元の地酒を飲み比べできるわけだ。

 

《食べ物・ソフトドリンク》

 

《グッズ&土産》

 

 

予約制料理、飲み物、グッズ販売、品数は限られるが、よく考えられていると思う。

そしてアテンダントさんの丁寧な接客が、料理・飲み物・グッズの魅力を、よく引きだしていると思う。

接客、下車観光など、「四国まんなか千年ものがたり」の魅力は、まだまだ続く。