「観光列車ながら」~車両編 | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

 岐阜県の第三セクター・長良川鉄道では、昨年4月から「観光列車ながら」を運転開始した。

 何とか乗りたいと思っていたが、運転日が限られ、また昼間の一往復で1日費やすことになるため、昨年は出かけられなかった。

 今年は何とか乗りたいと思ったが、よく調べたら、青春18切符で往復できることが分かった。そこで3月24日に出かけることにした。

 

【1】鮮やかな車両

赤い塗装の鮮やかな車両が「ながら」だ。

観光客の多くは、綺麗な車体を写真に撮っていた。私も何枚も撮影したが、マニアが撮っても目立たないのが有難い。

2両編成のうち、美濃太田から北濃の全区間を走るのが「森号」だ。食事なしで、運賃プラス500円で乗車できる。

食事が出されるのが「鮎号」だ。

食事は12000円、今回私が利用したスイーツは5000円だ。(運賃・指定席料金込み)

この「鮎号」は、美濃太田から郡上八幡の間だけ運行される。

 

【2】連結作業

郡上八幡駅では、北濃から来た「森号」との連結作業が行われる。東京駅で、成田エクスプレスの連結作業を何十回も見てきた者にとっては別に新鮮ではないが、地域によっては珍しい光景になるわけだ。スマホを向ける人、いと多し。

 

【3】2人席・4人席(鮎号)

この「ながら」車両は、鉄道デザインで有名な水戸岡鋭治氏の車両だけあって、水戸岡車両独自の特色が散りばめられている。

2人用席は、こちら↑。椅子の色が、個々に違っている。

テーブルは開いた状態だ。

 

4人用席は、こちら↑。

テーブルは畳まれた状態になっている。簡単な仕切りカーテンが用意されているが、ほとんど使われていなかった。

美しい窓枠を通して、綺麗な長良川の景色を見るのは、気分が落ち着く。

 

【4】私はカウンター席(鮎号)

私は一人利用なので、カウンター席が割り当てられた。もう一人の常連さんの1人客は2人席だったが、むしろ4人座れるカウンター席で隣3人空席状態の方が有難かった。

カウンター席の椅子は、色調が青だったが、模様は違っている。手間暇かけているし、値段も高いだろうなあ。

 

【5】天井の模様

驚いたのは、天井の模様だ。天井は、このような模様↑になっている。

何?よく見えない? では拡大したのが次の写真↓。

「ながら」をローマ字で書くと、「NAGARA」になる。母音は3つともAだ。だから、タテ・ヨコに「NAGARA」と並べて、母音のAを重ねると、列車名を表しながら綺麗な模様になる。

他の列車をそのままコピーしたものではなく、個々の地域の事情をよく考え抜いて作られていることが理解できる。

なお、黒く丸い図は、魚の絵だ。

 

【6】木の装飾

「或る列車」で見たことがある木材の装飾だ。この「ながら」にも採用されている。

 

【7】工芸品の展示

水戸岡車両で見られる地元伝統工芸品の紹介コーナーだ。

「ながら」でも展示されている。写真の下は、冷蔵庫だ。

 

【8】カウンター

食事が出る「鮎号」のカウンターは、こちら↓。コーヒー・紅茶は、こちらのカウンターから出された。この日のスイーツプランでは、アテンダントさんに頼めば、無料で追加できた。

 

食事なしの「森号」のカウンターはこちら↓。

この日の「森号」は、ほぼ団体客の貸し切りとなっていて、こちらに立ち入りにくかった。停車中に10秒ほど失礼して撮影した。グッズは、こちらのカウンターに置いてある。

ざっと見た限りでは、こちらの「森号」の座席も、「鮎号」と同じような座席だ。

 

 

食事(スイーツ)、車内販売などについては、こちら