車内販売の初利用2017~小田急 | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

明けましておめでとうございます。

今年もお読みいただき、感謝いたします。

今年の春以降の仕事が全く見通せませんが、仮に列車に乗りにくくなっても、ブログの更新は行います。本年もよろしくお願いします。

 

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今年も1月1日の午後から、車内販売の利用ができた。普通列車グリーン車で缶コーヒーを買う。その後に小田急線沿線に用事があり、片道だけロマンスカーを利用できた。

買った品物は2つ。

 

1つは、「なめらかチョコレートプリン」400円だ。

小田急の車内販売には、季節によって変わるスイーツが販売されている。冬のスイーツは、この、「なめらかチョコレートプリン」となっている。

季節によって変わるスイーツは、400円で高めの値段だけど、とろける舌ざわりで美味しい。

 

もう一つは「ミックスサンド」380円だ。

たまご、ハム、ツナの3種類のサンドイッチで、価格を抑えた品だ。380円なら、上出来の分量と味と言える。本当はカツサンドの方が美味しそうだったけど、まだ食べたことがない「ミックスサンド」を食べることにした。

ちなみに、飲み物は普通列車グリーン車で、買って飲んでなかった缶コーヒーのボス微糖を飲んだ。缶コーヒーがあるからいいや、という合理主義者になぜかなっていた。

缶コーヒー不味いや。冷たくて気分が出ない。ホットコーヒーを頼めば良かったと、激しく後悔したのだった。

 

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以上の2品を購入したわけだが、これとは別に感激したことがあった。

 

小田急ロマンスカーMSE車両は、6両編成の時もあるが、この日は10両編成で運転された。10両編成の時は、車内販売のカウンターは、3号車と9号車にある。

私の座席は、7号車だった。より近い9号車のカウンターから、車内販売のワゴンが来るものと思って待っていた。ところが、ワゴンが来たのは前方6号車の方からだった。

アテンダントさんに、「なめらかチョコレートプリン」があるか尋ねた。ワゴンには無かったので、アテンダントさんは「確認してまいります」と言って前方3号車のカウンターに向かった。ワゴンは、私の横に停まったままだ。

そのうちに、後方からもワゴンが来た。7号車には、前からも後ろからも、計2台のワゴンが来たことになる。

7号車の後方の客に品物を売り、私の1列後ろの客にもコーヒーを販売した。

この時、ワゴンが2台通路に並ぶ珍しい光景が見られた。

 

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まだワゴンは停まっているいる。、アテンダントさんは、プリンを探しに行っている。もしかしたら3号車のカウンターに無くて、1号車方面に進んだ別のワゴンがあって探しに行ったのかもしれない。

この間、後ろから来た先輩らしきアテンダントさんは、前から来たワゴンの中身を見て、売れた品の一部を、ワゴンに移して補充していた。

プリンを持ったアテンダントさんが私のもとに戻ってくるまで、かなり時間がかかった。私にプリンを手渡した時は、途中駅に停まる直前だった。ワゴンが通路にあっては客が通れないため、代金は後で、ワゴンをデッキに移動した。

すると、デッキで2人の販売員が話をしている。小声で話が聞き取れなかったが、表情から先輩が後輩に仕事の仕方をアドバイスしたようだ。そして最後に先輩アテンダントが、プリンを取りに行ったアテンダントに、笑顔で一言、「ありがとう!」

 

何だ?何だ??

私は当初、ワゴンを通路に長く停めるのは良くないと、先輩が注意していたのかと思った。ところが先輩アテンダントから「ありがとう」である。

考えられるのは、こうだ。(違ってたらごめんなさい)

『先輩が担当する8~10号車の方で、手間取ったから、7号車に来るのに時間がかかった。7号車の前まで、応援に来てくれてありがとう』

通路にワゴンを長時間停めて車掌が通りにくなったという点は、確かに良いとは言えない。しかし、客のためにプリンをすぐ探しに行った点、担当区域に縛られずに客のもとに早く回ろうとした点は立派だと思う。

その意欲に対して、「ありがとう」・・・正月から良いものを見せてもらった。