今回は、「ポケモンGO」を知らない人には、何のことだかわからない話。
★私も「ポケモンGO」
「ポケモンGO」の人気が続いている。
ダウンロードして、スマホで遊ぶ大人気のゲームである。もうここで、「ポケモンGO」とは何かを説明する必要はないだろう。
私も学生の時に、ドラクエⅢで大魔王ゾーマを倒すのに熱狂した世代だ。(わからない人、ごめんなさい) ここ20年くらいは、テレビゲーム・スマホゲームは、「ぷよぷよ」しか遊んでないが、「ポケモンGO」には興味があって、始めることにした。
★電車に乗りながら「ポケモンGO」
山手線に乗っていても、スマホで「ポケモンGO」をしている人が目立つ。
本来は、電車くらいの速度で走ると、ゲームできないのが建前のようだ。高速で走っていると、ボケストップでアイテムをゲットしたり、モンスターをゲットしたりするのは難しい。
しかし、駅で停車するために減速している時など、速度が遅いときは十分楽しめる。田端から池袋まで山手線に乗れば、ボケストップ約10か所からアイテムをゲットできる。
高速走行中は厳しいが、列車に乗りながらモンスターをゲットすることもできる。次の写真は、普通列車グリーン車の中に出現したゼニガメ。
こうしている時に限って、車内販売のカゴを提げたアテンダントさんが来るんだよね。いい歳をしたオヤジが、スマホゲームに熱中している光景は、格好悪い。特に顔を知られているアテンダントさんには見られたくないなあ。
★弊害も出ている
スマホで、「ポケモンGO」をする人口が増えてきて、弊害も出ている。
駅のホームで前を見ないで歩いてくる人がいる。大きな駅で大勢降りるのに、扉付近でスマホを突き出したままで、乗り降りを邪魔する人もいる。山手線の新宿駅だと、3分の2近い客が降りるのに、扉の前でスマホを突き出したまま。他の客が少し触れて画面が動くと、にらみつける。これはないぜ。
私が「何だこりゃ?」と驚いたことがある。「往復乗車」だ。
電車が終点に到着し、私は折り返しに乗ろうとしていた。丁度車両の一番端の扉で、座りやすい席ゲット!と思ったら、乗って来た客が座ったまま降りない。「ポケモンGO」をしながら、折り返し乗車したのである。速度はあまり出ない路線だから、結構「ポケモンGO」をしやすいのだろう。このようなことが今まで3回あった。
★都心は天国
モンスターボールを手に入れることができるボケストップが、都市部には非常に多いが、住宅地や地方には本当に少ない。
次の写真↓は、鉄道フェスティバルが開かれた日比谷公園で撮った画面だ。この位置で、ボケストップ4か所からアイテムが手に入る。公園を散歩するだけで、近くのボケストップも利用できる。これは助かる。
★地方は厳しい
次の写真↓は、下灘駅(愛媛県)で撮ったものだ。「伊予灘ものがたり」に7月26日の2周年の日に乗りに行って、撮った写真だ。ボケストップは無い。
次の写真↓は、一畑電車の出雲大社前駅に停車中の画面だ。8月25日に「奥出雲おろち」に乗りに行った時の様子だが、全く何もない。
このように地域格差は、非常に大きい。
まあ、出雲大社では「ポケモンGO」禁止だから、不思議ではない。
また、景色が美しい下灘駅で、ラブラブベンチに座りながらスマホ三昧の観光客がいたら、それはそれで気持ち悪い。スマホゲームするために下灘に来たの?と疑問に思える。下灘や出雲大社では、「ポケモンGO」で遊ぶのには、似合わない地域と言えるけど。(写真↓は景色の良い下灘駅のベンチ)
★電車待ちに困らない
「ポケモンGO」をするようになって、変わったことがある。
1つ目は《急がなければ各駅停車に乗るようになった》ことだ。
私は週1回、池袋から西武線に乗る。
池袋から石神井公園までは急行・準急が圧倒的に早く着く。しかし、通過駅の駅前に多いボケストップは、高速のため使えない。ところが、各駅停車なら駅付近は速度が遅くなるため、結構モンスターボールが手に入るのである。
2つ目は《乗り換え待ち時間が苦にならなくなった》ことだ。
駅前にレアなモンスターいないかチェックして散歩したり、ゲットしたコイキングを博士に送って「あと10匹でギャラドスだ」などと作業する時間に充てられる。
今までなら退屈していたが、15分の乗り換え待ちが、苦にならなくなったのは大きい。
3つ目は《積極的に歩くようになった》ことだ。
もともと運転免許は持っていない。歩けば卵からモンスターが増えるから、どんどん歩くようになった。運動不足は解消されつつある。
★遠方のモンスター
よく出現するモンスターは、すぐ「博士に送る」をしたくなる。でも、遠くでゲットしたものは、手放すには抵抗がある。写真↑は、「奥出雲おろち」に乗りに島根県に行った時にゲットしたアーボ。手元に残したくなってしまう。