昨晩、当ブログ「車内販売でございます。」に、しちりいちりさんからコメントが寄せられた。一部引用する。
今日、神田駅に「ゆふいんの森」の指定券を取りにいったら、みどりの窓口に車内販売に関するコピーの拡大したような貼り紙が貼ってありました。
<3/25を持ちまして、下記の列車の車内販売を終了させて頂きました。・北陸新幹線「あさま」・「日光号」「スペーシアきぬがわ号」「きぬがわ号」>
全文は、こちら↓のコメントの11番目。
http://ameblo.jp/syanaihanbai/entry-12141375100.html#cbox
要するに、「あさま」に加えて、JR新宿から東武線に乗り入れる「日光号」「スペーシアきぬがわ号」「きぬがわ号」で、車内販売が廃止されるという情報だ。
(写真↑は、JRの元成田エクスプレス車両を使用した「日光号」)
観光客が大半を占める特急だから、まだまだ存続すると思っていて、「まさか!」という思いだった。
このことを知った時、池袋付近で残業中だった。
そこで、帰りに停車駅である池袋駅に寄って、確認することにした。「きぬがわ号」が発着するホームと、みどりの窓口に張り紙がないか探した。すると、ホームにはなかったが、みどりの窓口に、張り紙があった。
これだ↓
池袋駅の張り紙には、こう書かれていた。
『平成28年3月25日(金)をもちまして、以下の列車の車内販売サービスを終了させていただきました。
〇特急「日光」「きぬがわ」「スペーシアきぬがわ」
※ただし、土休日は車内販売サービスを継続して行います。』
要するに、乗車率が低い「平日の車内販売」は廃止する。しかし、「土曜休日の車内販売」は継続する、というわけだ。
平日の車内販売が廃止されるのは、JRから東武線に直通運転される「日光号」「きぬがわ号」「スペーシアきぬがわ号」だ。浅草発着の東武線だけを走るスペーシアは変更ないと思われる。
今回の知らせを聞いて、感じた点が3つある。
【1】車内販売衰退の流れが止まらない
昨年3月のダイヤ改正で、大幅に車内販売が廃止された。今年は車内販売廃止がなくて踏みとどまったか?!と思ったが、そうではなかった。長野発着の新幹線「あさま」と、東武線に乗り入れる「きぬがわ」等が廃止となった。残念だ。
【2】廃止の発表がほぼ無いのは、なぜ?
「サンダーバード」の車内販売廃止は、7か月前に発表された。半年以上前の発表は簡単ではないと思うが、せめて1か月前には発表して欲しい。いつのまにか廃止、という姿勢は、どうかと思う。
【3】土曜休日の存続は評価
車内販売が平日に廃止されるのは、残念で悲しい。しかし、逆に言うと、土曜休日は存続するのである。
今までは、「存続」か「継続」かの2者択一であった。JR四国のように「一部区間営業」、あるいは近鉄アーバンライナーのように「土曜休日のみ営業」という形式が、JR東日本には無かった。採算が厳しければ、全面撤退ではなく、可能な範囲で営業する姿勢は、あって良い。