少しの追加でグリーン車 | 車内販売でございます。

車内販売でございます。

車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

 特急でも普通列車でも、グリーン車に乗るためには、グリーン料金の追加が必要だ。
 特急なら、普通車でも、かなり快適になってきた。リクライニングシートでテーブルもついているのが定番となり、あえてグリーン料金を追加して、グリーン車を利用するのは割に合わない面もある。
 しかし、グリーン料金の負担が比較的少ないのに、メリットは大きい「お買い得」なグリーン車もある。
 今回は、料金負担以上のお得感があるグリーン車についてまとめることにする


【0】特急のグリーン料金
特急のグリーン料金は、各社で微妙に違っている。例外もあるが、グリーン料金は次のようになっている。
100km以内・・・1280円(1030円)
200km以内・・・2750円(2060円)
300km以内・・・4110円(3090円)
400km以内・・・4110円(4110円)
600km以内・・・5300円(4110円)
※カッコ内は「JR東日本だけ」「九州新幹線」利用の料金
 グリーン料金を払ってグリーン車に乗ると、指定席特急料金から520円引きの自由席特急料金となる。
 特に注目するのは、100km以内の距離だ。グリーン車に乗っても、普通車指定席と比べて、東日本で510円増し、他社でも760円増しで乗れることになる。グリーン車は、100km以内の短距離が、お買い得になるのである。

【1】スーパービュー踊り子
最もお得感があるのは、スーパービュー踊り子のグリーン車だ。
理由は3つある。
◆豪華な3列シート
前の座席との感覚シートピッチが広く、3列座席で横も余裕がある。非常にゆったりしている座席だ。身長180cmある者にとっては、この座席は助かる。
 

◆飲み物サービス
グリーン車の飲み物無料サービスは、ほぼ廃止されたが、「スーパービュー踊り子」には、現在も残っている。ホットコーヒーなど何種類かの飲み物から選べるのはありがたい。
 

◆割安な100km以内で楽しめる
東京~熱海だと104.6kmで、グリーン料金・特急料金が跳ね上がる100kmを少し超えている。そこで、5号8号は品川停車するから品川~熱海、2号なら湯河原停車するから湯河原~東京に乗って、グリーン料金を1030円で済ます。
普通車指定席と比べて、510円増しで豪華な座席に座れて、コーヒーも出る。

【2】普通列車グリーン車の長距離利用
 
 普通列車グリーン車は、50kmを超えたら料金は一律だ。熱海~宇都宮間の241.1kmを3時間50分かけて乗っても、51kmと同じ980円になる。(車内料金・平日の場合)
 普通車は特急と違い、ロングシート中心だから、差は大きい。わたしにとってさらに大きいのは、普通車では車内販売が来ない点だ。
 普通列車グリーン車詳しくはこちら。
http://ameblo.jp/syanaihanbai/entry-12082842994.html
 


【3】スーパー北斗(南千歳~東室蘭)
 北海道でも車内販売廃止が進み、客室乗務員が乗務する特急が大きく減っている。ただ、「スーパーおおぞら」「北斗・スーパー北斗」の大部分には乗務している。
 このため、現在も昼間のスーパー北斗は、飲み物のサービスは続いている。ありがたい。
 スーパー北斗でも、新千歳空港から乗り換える南千歳と東室蘭の間85.2kmなら、グリーン車はお買い得だ。
 料金は、普通車指定席なら1700円、グリーン車利用なら2460円で、760円差だ。
 760円の追加で、3列座席のゆったりとした席に座れて、飲み物ももらえる。(札幌~南千歳だと、始発終着の間際で飲み物をもらえない時がある) 自由席なら差額は大きいが、混雑する区間だから、ぜひ座席指定を取りたい。
 

【4】かもめ(佐賀~長崎)
 長崎本線の「かもめ」は、佐賀~長崎間は100.3kmとわずかに100kmを超える。しかし、グリーン料金は特例として、100km以内と同じ1030円だ。
 グリーン車は3列座席で快適だ。これで普通車指定席と比べて520円増しは、ありがたい。デラックスグリーン車(1650円)だと、更に快適だ。
単線区間が多く、待ち合わせ停車があるため、所要時間が80分くらいかかるから、座席の差が大きい。
 私は九州新幹線から乗り換えて、新鳥栖から長崎まで「かもめ」に乗ったが、グリーン料金をケチって、佐賀まで自由席、佐賀からからデラックスグリーン車に乗ったことがある。こんなケチ臭いことする者は、本当はグリーン車の客には、ふさわしくないんだろうな。
 
デラックスグリーン車↑
グリーン車は、こちら↓
 


【5】ぷらっとこだま
 「ぷらっとこだま」も、お買い得なグリーン車と言える。
 東京~新大阪間を「ひかり」「こだま」に乗ると、グリーン車で18920円だが、ぷらっとこだまだとグリーン車で11800円になる。普通車指定席でも14140円だから、安い。  
 「のぞみ」で2時間半のところを、「こだま」だと4時間かかり、車内販売もない。乗り遅れ無効や当日の購入不可などの制約もあるが、この安さは魅力だ。
 
写真↑は700系グリーン車。

【6】グリーン車の長所
 追加料金を払ってグリーン車に乗るのは、様々なメリットがある。
「座席がゆったりしている」「一部の列車で飲み物、おしぼりが出る」「客数が少なく静かな車内である」のはもちろんだ。ただ、それに加えて、私にとっては、次のようなメリットもある。
★車内販売★
首都圏の普通列車だと、グリーン車でしか車内販売は実施されない。特急だと普通車にも来るが、グリーン車は最優先で回ってくれることが多い。グリーン車限定の品は基本的に無いが、弁当もグリーン車優先のことが多い。
★コミュニケーション★
車内販売員の方と話するのも、グリーン車だとしやすい。グリーン車は比較的空いていて周りに客が少なく、コミュニケーションがとりやすい面がある。
「ワゴンの写真を撮りやすい」
→→反対の席に客がいると撮りにくい。
「客との雑談に応じやすい」
→→近くに客がいなければ、他の客から「仕事サボって無駄話か?」などと思われにくく、応じやすい。
 私は「わかしお」255系のグリーン車を利用したことがあるが、座席自体は普通車と、少しだけしか変わらない。でも満足したのは、客がすごく少なく静かで、現在は廃止された車内販売もゆったりと利用できたことだった。

★ ★ ★ ★ ★ ★ ★

 現在、記事の更新があまり進んでいません。
 11月5日から「大人の休日倶楽部パス」を使って、JR東日本管内を飛び回る関係だ。
 これで問題なのは、仕事との兼ね合いだ。
 私は正社員の会社員ではなく、フリーの仕事を複数しており、時間はある程度融通きく。とはいえ、この時期は、仕事が忙しい。忙しい時期に、長時間の乗り鉄をするわけだから、かなりスケジュールに無理がある。
 そのため、この8日間に必要な、仕事の準備を一気に進めているところだ。仕事に必要な書類の類を、ギリギリの時期に最小限書き込むだけで済むように、ほぼ完成させておくのに、結構手間がかかる。こうでもしないと、長時間乗りまくるのが厳しくなる。
 これでも、午前6時前に家を出て、昼間は乗り鉄。午後3時ころに上野東京に着いて、仕事に向かう。仕事開始が遅めだったため、仕事を終えて自宅に戻るのは11時過ぎになる。睡眠時間は5時間ない日が続く。まあ4日間×2回なら、何とかなりそうだけど。
 結局、連れが行けなくなった「TOHOKU  EMOTION」だが、代わりに行く人が見つからなかった。定員に満たない分を放棄して一人4000円のデザート食べるのも考えたが、超人気列車では大ヒンシュクだ。やむを得ず11/15の乗車は、窓口に行ってキャンセルする。

★ ★ ★ ★ ★ ★ ★

 2015年の車内販売の利用回数は、正月から10月末までで810回となった。残る2か月利用しても、年間利用回数が950回くらいになりそうだ。一昨年の912回は超えそうだが、去年の1110回に達することはなさそうだ。