今年2015年7月に、「釧路湿原ノロッコ号」に乗ってきた。釧路駅と、釧網線を約50分走った塘路駅を結ぶトロッコ列車だ。釧路~塘路間は、普通列車だと約30分だから、景色が良い釧路湿原を文字通りノロノロと走っている。
【1】車両の外観
ディーゼル機関車が、指定席3両・自由席2両の合計5両の客車をけん引する。
ヘッドマークは、北海道の絵が描かれている。このマークなら「富良野・美瑛ノロッコ号」でも使えそうな気がするが、平成元年から運転している元祖だから、これで良いのかもしれない。
最後部の客車↓。釧路行の時は、ディーゼル機関車DE10が最後部になるため、こちらが先頭になる。
【2】座席
指定席3両と自由席1両は、トロッコ車両となる。湿原側はボックスシートで景色が良く見える。反対側は窓際を向いた席だが、湿原側に向きを変えることもできる。
50分ほどなら、木製の固いイスでも気にならないだろう。
自由席の1両は、普通の客車だ。綺麗なボックスシートだが、釧路までわざわざ来たなら、トロッコ車両に乗りたいな。
ちなみに、私の席は、札幌駅で何も考えずに指定券を取ったところ、最高の席になった。
どこかというと
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売店の真横の席だ。
ここなら車内販売の様子が、実によく分かる。ヤッタね!
【3】車内販売
「釧路湿原ノロッコ号」の車内販売は、車両の中央にある売店で行われる。昨年に乗車した時は、カゴに品物を乗せて巡回したが、今年はなかった。
(2014年5月撮影↑)
(2015年7月撮影)
夏でもホットの缶コーヒー・ペットボトルお茶が売られているのは、さすが北海道!グッズも豊富だ。
販売品目一覧が載っている。ビール280円、コーラ140円と、車内販売としては標準的だ。
弁当は「のんびり弁当」550円がある。これ↓は、去年買った時の写真だが、550円なら満足できる中身だ。
私は名物の「ノロッコ号プリン」360円を購入。私が買ってすぐに売り切れた人気の品だ。
もう一品「ノロッコ号クリアファイル」250円も購入した。実用品で比較的安く保存しやすいから、グッズを買うならキーホルダーではなく、クリアファイルにしている。
【4】観光列車の要素
観光列車だから、定番の要素がある。
一つは、記念撮影用のボードだ。JR九州なら、アテンダントが「お撮りしましょうか?」と声をかけて回るが、50分ほどの短い運行と言うこともあり、置いてあるだけだ。
車掌から、記念乗車証の配布もあった。
記念スタンプも定番だ。ただ、記念乗車証は小さく、直接は押せない。特に台紙を持ってない人は、薄い紙に押すことになる。
【5】車窓
天気に恵まれれば、非常に雄大な景色が広がる。
去年は青空の下で、川を進むカヌーに手を振ったものだ。↓
今年も、景色の良い区間は徐行してくれて、乗客はみんな湿原の方を見ていた。
鶴もいた! (見にくくて、ごめんなさい)
東京近郊の住人にとっては、釧路は簡単には行けない。でも、この地域だけでしか見ることができない風景が広がっている。時間の進み方が、ゆっくりしていて、気分的にものんびりとできる。
たまには、こういう時間を使うのもいいな。