「しまかぜ」に感激(前)車両編 | 車内販売でございます。

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 近鉄特急「しまかぜ」に乗ってきた。大阪難波・京都・名古屋から伊勢志摩方面の賢島の間を走る、豪華な観光特急だ。
 前回は2014年8月に乗車したが、今回9月13日の乗車では、更に感激した。この時のことをまとめる。

【1】車両の外観
 
 「しまかぜ」は、6両編成の電車だ。先頭の1号車と6号車は、座席が高い場所にあり、特に見晴らしが良い。
 色は青と白が基調で、シャープなデザインの車体だ。他の旧式の特急の車体とは色が大きく異なり、斬新な印象だ。実にカッコ良い。

【2】豪華な座席
 
 しまかぜの座席は、2列+1列の3列シートだ。非常に豪華でどっしりとした座席だ。
 その分、料金は高い。大阪難波・名古屋から賢島までの全区間乗った時の料金は、他の特急が1610円なのに、「しまかぜ」は2640円必要だ。
 
 先頭車は、展望席となっている。 次の写真↓は、賢島駅に停まっている際の、最後部。今回の座席は1号車だから、撮りやすい。
 とはいえ、最も混雑する大阪難波行ほどではないが、日曜の賢島発は観光客が帰るわけで、混雑する。ほぼ満席だった。鳥羽か伊勢市あたりから混雑するかと思っていたら、私の席の周りは賢島でほぼ埋まってしまった。
 
 テーブルは、2種類が使える。前と横についているが、イスを転換しても、飲み物を乗せる場所がある。(下の写真は昨年8月撮影)
 
 2014年8月に乗った時には気づかなかったのだが、マッサージチェアの機能があった。「出る」「もどる」「リズム」のスイッチがあり、「リズム」を押すと、強くは無かったが、座席がマッサージチェアのような動きをしていた。
 
 フットレストも、読書灯もついている。N700系新幹線のグリーン車より上のような気がする。
 日差しを避けるためのブラインドも、スイッチを押すと、自動的に上下できる。さすがだ。

【3】多様な個室
 「しまかぜ」には、3種類の個室が用意されている。
「サロン席」・・・個室と言えるかは微妙だが、セミコンパートメントの席だ。1編成に3室用意されている。
 

「洋風個室」・・・ゆったりとしたソファーの座席だ。
 

「和風個室」・・・くつを脱いで座る4人用の個室だ。「しまかぜ」は3編成あるが、和風の個室の様式も編成によって異なるそうだ。
 
 なお「和風個室」「洋風個室」には、カフェ車両からのルームサービスが利用できる。私がカフェ車両を利用していた時も、飲み物を運んで行った。
 「和風個室」「洋風個室」は、非常に高そうな気がするが、1室1030円増しだから、案外高くない。なかには「しまかぜ」の一般の座席(プレミアムシート)は満席だが、個室は空きがある時もある。

【4】車内いろいろ
「しまかぜ」の車内には、いろいろな斬新なものがある。
「ロッカー」・・・乗客は無料でロッカーを利用できる。けっこう大きなバッグもロッカーに入り、鍵もかけられる。
 
 私もカバンを入れてみた。日帰りだから着替えは入っておらず、十分すぎる大きさだ。
 
「洗面所」・・・東北新幹線と同じような綺麗な洗面所だ。主に女性向けのパウダールームもある。
 
 次の写真は、2号車から床が高い1号車に上がる時に登る階段だ。4段ほど高くなっていることがわかる。
 車内販売のワゴンだが、階段の左に収納する場所がある。「しまかぜ」で凄いなと思ったのは、1号車専用のワゴンが階段を上がった場所に収納されていることだ。私が1号車専用のワゴンに無い品物を頼んだところ、写真の左の扉の中に入っていた2号車方面のワゴンから、取り出してくれた。
 
「自動販売機」・・・「しまかぜ」にはカフェ車両があるが、手軽に自動販売機で飲み物を買うこともできる。写真は2014年8月の写真だが、特に高いわけではない。
 

 「しまかぜ」を1回で書ききろうとしたが、分量が多くなりすぎた。車内販売と接客も詳しく書く予定てあり、次回につづくことにする。