夏はアイスだ | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

 暑い日が続いている。

 そこで、今回は涼し気分になりそうな話題だ。車内販売の定番といえば、弁当・コーヒー・ビールもあるが、「アイス」も多くの人に愛されている。カチカチに凍ったカップアイスである。

 1個300円前後のカップアイスは、夏はもちろんだが、私は1月2月の真冬も食べたくなってしまう。

 今回は、車内販売で買って食べたカップアイスを、写真入りで紹介する。


A定番アイス


【1】スジャータ バニラ・・(写真は「はくたか」2015年6月)

 最も多くの列車で販売されていると想われる、定番のバニラアイスだ。柔らかくなるまでに10分以上かかる。適度に甘くて、飽きない味だ。





【2】スジャータ りんご・・・(やまびこ2015年7月)

 バニラの次によく積まれているのが、スジャータの「りんご」だ。シャーベット状であり、乳成分が少ない。




【3】スジャータ 抹茶・・・(写真は「ひたち」2015年7月)

 私は抹茶があまり好きではない。そして抹茶味のアイスが積まれていることは少ない。「アイスください」との声に対して、「バニラと抹茶がございます」と言われて、迷わず抹茶味にした。

 甘さ控えめの味は、なかなかのものだ。




【4】スジャータ いちご・・・(写真は「のぞみ」2015年4月)

 東京駅から「のぞみ」に乗ったら、いちご味が販売されていた。珍しいので購入した。牛乳の成分も入っていて、これは美味い。

 地元の静岡いちごが入っているから、東海道新幹線で販売しているようだ。




B JR東日本


【5】ラ・フランス・・・(写真は「とれいゆつばさ」2015年7月)

 とれいゆつばさの売店で、地元の果物を使用したアイスが販売されていた。私は「らふらんす」のアイスを買った。もともと濃厚で刺激がある果物ではないが、美味いことには変わりない。





【6】信玄餅アイス・・・(写真は「リゾートビューふるさと」2015年7月)

 「あずさ」などで販売されている信玄餅アイスだ。餅が入っているが、大きくないからアイスの味を壊さない。





【7】みそジェラート・・・(越乃シュークラ2014年9月)

 車内販売で多くのカップアイスを買って食べてきたが、唯一完食を断念したのが、「みそジェラート」だ。私は味噌ラーメンは嫌いで、吉野家でも味噌汁を別途頼んだことは一度もない。

 何だこれは??と思って買ったのだが、3分の1も食べなかった。残念。




C JR北海道

ここからJR北海道で販売されていたアイスだ。

【8】ラベンダー・・・(写真は「フラノラベンダーエクスプレス」2015年6月)

 ラベンダーアイスは、色、香り、味と上出来で、北海道に旅行に来たんだと実感させてくれそうなアイスだ。私は北海道の中で最も好きなアイスだ。




【9】十勝アイス・・・(写真は「スーパーおおぞら」2014年5月)

 北海道のアイスは固いのは同じだが、スジャータより比較的早くとける印象だ。シンプルなだけに、飽きない味だ。




【10】黒千石アイス・・・(写真は「スーパーおおぞら」2015年6月)

 色は少し黒っぽいが、これは貴重な黒千石豆がアイスに入っているためだ。




【11】ラムレーズン・・・(写真は「オホーツク」2014年11月)

 昨年車内販売がある時のオホーツク号に乗って買ったアイス。北海道に来たのなら、珍しいアイスを食べるのがおススメだ。




D JR九州

次はJR九州の品物だ。

【12】大隅国紅いもジェラート・・・(さくら2015年2月)

 九州新幹線さくらで、紅イモを使ったジェラートを売っていた。紅イモの色のアイスが面白そうだから、買ってみた。




E 大手私鉄

次は私鉄のアイスである。

【13】バニラ・・・(小田急2014年9月)

 小田急ロマンスカーのアイスだ。




【14】ストロベリー・・・(小田急2014年5月)

 わたしはストロベリー好きだから、買って良かったと思った。




【15】チョコレート・・・(東武鉄道けごん2014年10月)

 あまり知られていないが、東武の「きぬ」「けごん」でもアイスを販売していた。この日は涼しかったせいか、ワゴンには載っておらず、カウンターまで買いに行った。




【16】レッドパール・・・(近鉄つどい2014年8月)

 近鉄の伊勢志摩付近を走る観光列車「つどい」で、アイスを買った。真珠の産地だけあって、レッドパールと名付けられたアイスだ。真珠の味は・・・・食べたことないから分からない!



F 変わったアイス


【17】黒蜜がけアイス・・・(写真は「スーパービュー踊り子」2014年8月)

 スーパービュー踊り子では、スジャータのバニラアイスを車内販売している。グリーン車の客には、特別に「黒蜜がけ」と「ブルーベリーがけ」の注文も受けている。

 これが黒蜜かけ。




【18】ブルーベリーがけアイス・・・(写真は「スーパービュー踊り子」2015年1月)

 360円とやや高いが、お皿に載っているだけでも高級感がある。そして美味い。これはお勧めだ。




【19】ジェラート・・・(いすみ鉄道2014年8月)

 いすみ鉄道では、イタリアン列車などの『食堂車』を運転している。食堂車で出されたジェラートを、他の一般客の車両に売りに出たのを購入した。




【20】ぬれ煎餅抹茶アイス・・・(銚子電鉄犬吠駅売店2014年11月)

 銚子電鉄と地元の銚子商業高校が提携して商品開発を行った。車内販売で買いたかったのだが、買えずに売店で買ったアイス。




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 車内販売で、カップアイスが担う役割は、普段言われている点の他、次の2つがあると思う。

(1)体温調節

 いくら特急列車は冷房が効いているといっても、人によっては暑いと感じる人も多い。カップアイスは、こんな時に個々の乗客の体温調節をする位置づけもある。何しろ溶けるのにすごく多くの熱が必要だから、冷たい状態でかじれば、体温が下げられる。
(2)暇つぶし

 長い乗車時間、ヒマな人にとって、カップアイスは格好の時間つぶしになる。冷やすために両手で抱えたり、溶け始めた外周部から少しずつ食べたり、手間ヒマをかけられる。


 こういうカップアイスは、車内販売があるからこそ買える。いつまでもカップアイスが車内で買えますように。