富良野・美瑛ノロッコ号 | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

 6月末に北海道に行った時の話の続き。

 札幌から「フラノラベンダーエクスプレス」に乗って、富良野に到着。大自然が広がる観光地だが、天気が悪かったこともあって観光せずに「乗り鉄」を続けた。




 次に乗ったのは「富良野・美瑛ノロッコ号」だ。

 4両ほどのトロッコ列車で、指定席は1両だけ、自由席主体の臨時普通列車だ。1日2往復・4本運転される。旭川~富良野往復と、美瑛~富良野往復の区間が異なる4本が運転される。

 富良野からの美瑛行「富良野・美瑛ノロッコ2号」がお尻の方から入線してきた↓。今日は4両編成だ。




 車両は、ほぼこんな感じ↓。4人掛けボックスシートだ。一部窓際を向いた長椅子もあるが。イスは固いが、座るのはさほど長い時間ではないし、指定席であっても追加料金が310円だから、固くても気にはならない。




 私が乗りこんだ自由席は、こちら↓。テーブルが他の車両より大きく、他にも微妙に違っている点がある。




 写真を撮りに外に出て、驚いた。

 車両には「BARBECUE  CAR」と書いてあった。これが噂のバーベキューカーだ。さりげなくトロッコに連結されているとは!!




 バーベキューカーには、水道の設備がある。今回は車内で料理するわけではないから、水道は使えない。




 隣の車両には、石炭ストーブが設置されていた。津軽鉄道みたい。北海道とはいえ夏だから、ストーブに火は入っていない。




 さて、「富良野・美瑛ノロッコ」に私が乗る目的は、もちろん車内販売だ。売店が先頭車両にあって、車内販売をしている。




 さほど大きくは無いカウンターで、種類は限られている。沿線の観光案内もあるが、釧路湿原ノロッコよりは少ない印象だ。




 私は地ビール550円とラスク500円を購入。地ビールは、遠くに観光に来たなという気分になれるから、正直口に合わない可能性もあるが、大好きだ。

 途中で混雑してきて、中国人観光客の4人組の親子連れに、席を譲るために地ビールを持って移動したのだが、その時に手が滑ってカバンの中がビールまみれになってしまった。あらら。



 それでも、気分良かったのは、外の景色が素晴らしいからだ。小雨でも良い景色なのだから、晴れたらもっと素敵なのだろう。



 用意されていたメニュー表はこちら↑。

 腹の足しになるものは、ほとんどない。富良野から美瑛まで乗り通す人は半分で、残りの半分の乗客は、ラベンダー畑駅などで乗り降りした観光客だ。短時間の乗車だから、弁当は売れないのだろう。

 「釧路湿原ノロッコ」では、「まもなく売店の営業を終了します。グッズをご希望の方は、お早めにお越しください」というような放送があったが、今回は無し。もう一品グッズを買いに行ったが、写真のようにCLOSED。もう少し気合が欲しいな。


 


 ほぼ自由席の普通列車で、売店アリ、証明書アリ、観光トロッコ車両使用というのは、贅沢な列車だと思う。

 JR北海道は、現在経営的に厳しく、新しい観光列車は走らせにくいが、現在ある列車だけは、続けてもらいたい。


車掌さんからノロッコの乗車証明書が配られる。その紙に、スタンプも押せるようになっている。