車内販売事情【JR東海】 | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

 JR各社の中で、車内販売に最も力を入れていないのがJR東海である。

 在来線特急の車内販売を、他社に先駆けて、ひとつ残らず廃止してしまった残念な会社である。


【車内販売がある列車】

◎のぞみ

◎ひかり

東海道新幹線の「のぞみ」「ひかり」には、車内販売がある。

早朝深夜でも、臨時でも車内販売があるのがタテマエだ。



【車内販売が無い列車】

×こだま

×しなの

×ひだ

×南紀

×しらさぎ

×ふじかわ

×伊那路

×あさぎり

JR東海の在来線特急は、車内販売をすべて廃止してしまった。

16両編成の「こだま」も、車内販売がない。いくら短距離客が多いといっても、一定の数の客がいるのに、廃止してしまったのは残念と言うしかない。



【車内販売ナシの対応】

 車内販売が無い列車に乗る時は、次のような自衛策を採ることができる。

★列車に乗る前に購入

車内販売がなければ、乗る前に買うしかない。

特に弁当は、品切れがあるので、1軒が品切れでも別の店に行く時間を考えて駅に到着したい。


★ジュースなら自動販売機

全ての列車にあるわけではないが、飲み物の自動販売機が設置されている特急がある。写真は「しなの」の自動販売機。普通の缶コーヒー、缶コーラが130円なら、高くはないと思う。

★「こだま」なら通過待ちを利用

「こだま」には車内販売はなく、飲み物の自動販売機も無い。しかし、「のぞみ」通過待ちが半分くらいの駅であり、5分ほど停車する。5分あれば、飲み物の自動販売機はもちろん、米原・豊橋・浜松・静岡・三島あたりは売店もあり、夜遅くなければ弁当も購入できる。

私は通過待ち9駅全部で購入したことがある。↓

http://ameblo.jp/syanaihanbai/entry-11994473839.html


【「のぞみ」「ひかり」の車内販売】

東海道新幹線の「のぞみ」「ひかり」には、車内販売がある。

★大型ワゴンで品数豊富

ビール、ジュース、おつまみ、弁当と品数が多い。中央のグリーン車付近に準備室があるが、品物が足りなくなったら無線で「今1号車だけど足りないから持ってきて」などと応援を頼むこともある。

★朝のセットはお買い得。

コーヒーと美味しいサンドイッチのセットで500円は激安と言える。

東京・新大阪を8:31以降に発車する新幹線では、500円のセットは扱っていない。

★交通系ICカードが利用可

今年の3月14日のダイヤ改正から、Suicaなどの交通系ICカードで、東海道山陽新幹線の車内販売が利用できるようになった。

★多くの販売員は丁寧

心構え・技術とも備えている立派な販売員が多い。しかし、パーサーの減員が痛い。「新幹線ガール」(徳渕真理子2007年発行)だと、「のぞみ113号に乗務するパーサーは私含めて5人」という文があるが、現在の「のぞみ」では4人、場合によっては3人に減らされている。多くの人は頑張っているが、この影響が一部で出ているのでは?と思える場面も見たこともある。

年間を通して旅客数が安定していて16両もある東海道新幹線で、なぜ減員するのか、理解しにくい。

★弁当は、駅で買うのが無難

東海道新幹線は、ワゴンがなかなか来ないことが多い。東京発は自由席でも三島くらいまでに大抵来るが、東京行は静岡や三島まで来ないことがあった。更に弁当の品数は売店の方が多いから、売店で買うことをお勧めする。

写真は、東京駅の売店で買った「30品目バランス弁当」だ。

この時は車内販売で、固いアイスとホットコーヒーを買った。



 いくら何でも「のぞみ」で車内販売廃止は、早朝深夜だけならともかく、有り得ないと思う。必要に迫られて乗らざるを得ない路線だけに、車内販売を軽視しないでほしいと願う。