東武・会津鉄道の旅(前半) | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

 東武線に乗って、会津鉄道まで車内販売を利用する旅行に出かけた。

 いろいろな列車を乗ったので、各列車の詳細は、後日列車ごとにアップする予定。

 利用した切符は「ゆったり会津東武フリーパス 芦ノ牧温泉」だ。東武日光~下今市~鬼怒川温泉~会津田島~芦ノ牧温泉の範囲が乗り放題で、フリー区間の往復がついている切符だ。北千住からだと6500円とかなり安い。この切符で乗りまくって、車内販売を利用しまくる。

 乗車したのは10月17日の金曜日、車内販売を全部で7回利用できた。北千住から、車内販売の旅、スタート!


きぬ103号

【1回目】缶ビール・ドーナツ

 私が乗ったのは、北千住8:12発の「きぬ103号」鬼怒川温泉行きだ。当日でも窓際席がギリギリ取れた。

 車内販売は、売店を含めて1人で担当している。販売員は、ワゴン販売の積み込みなどの準備しながら、売店で販売している。ワゴン販売に出かける時には、売店は閉鎖する。こんなわけで、なかなかワゴンは回ってこない。

 私が乗った車両には、春日部発車後に、ワゴンが来た。

 食べたい弁当がなかったので、缶ビール360円とドーナツを買う。

 ドーナツは、JRの普通列車グリーン車で売られているのと同じもの。スペーシアでは車内販売の飲み物が高く、缶ビール360円、チューハイ310円、オレンジジュース260円と結構高い。ジュースは割高感があるから思い切ってビールにした。


スカイツリートレイン南会津号

【2回目】サンドイッチ

 きぬ103号は、この日に運転されている先行のスカイツリートレインを新鹿沼で追い抜く。そこで追いついて、乗り換えることにした。

 北千住~鬼怒川温泉間の特急料金(平日)は、きぬ利用で1340円、スカイツリートレイン利用で1440円。これに対し、新鹿沼できぬからスカイツリートレインに乗り換えると1640円で、200~300円の差だから、両方乗って両方利用することにした。

 スカイツリートレインは、きれいな車内で、快適だ。北千住発車を見送った時には、乗客はたった6人。9月からの3か月間で運転されたのは、平日だけの9回という臨時列車だから、空いているのだろう。

 車内販売も、当然利用した。小さな売店があって、販売員が対面販売している。

 去年の10月に乗った時にも買ったサンドイッチだ。普通のサンドイッチだが、高くはないし、けっこう美味しい。飲み物は、昨日普通列車グリーン車で買ったぬるいお茶だ。

 新鹿沼から鬼怒川温泉は約40分。先頭1号車は私一人だから、展望席にゆったり座った。


AIZUマウントエクスプレス

【3回目・東武日光行】ホットコーヒー

【4回目・東武日光行】カレー焼きそば豆

【5回目・会津若松行】高田梅雨ーあめ・紅茶・あんぱん
 私は鬼怒川温泉に着いてすぐ、逆方向の東武日光行きの快速「AIZUマウントエクスプレス」に乗り換えた。快速「AIZUマウントエクスプレス」は、東武日光発着の1往復には、車内販売のワゴンが回る。

 発車してすぐワゴンが回ってきた。ワゴンはJRの特急で使われているものと同じ造りだ。3回目の利用は「ホットコーヒー」300円だ。

 運が良いことに、高校生が職業体験インターシップとして車内販売を手伝ってていた。そこで、高校生が持っていた特産物のカゴから、カレー焼きそば豆を購入。味つけされた「カレー豆」と「焼きそば豆」が混ざっていて、面白い味だ。360円とやや高いが、納得できた。

 東武日光に到着。36分後に、折り返し会津若松行になる。私は一度改札を出て時間をつぶし、再度乗車。

 折り返し列車では、本日5回目の名産品「高田梅あめ」260円を購入。ペットボトルの紅茶130円とあんぱん120円も、あとで購入した。


 13:48に芦ノ牧温泉駅で下車。今回のフリーパスで乗れる一番奥の駅だ。2時間以上、景色の良い路線を乗るのは気持ち良い。車内販売を利用できて更に気分良い。

 

お座トロ展望列車

【6回目】ホットコーヒー

【7回目】ミニタオル

 芦ノ牧温泉駅からは、上り列車に乗り換えた。観光客のアイドル、猫のバス駅長は、事務室の中でお休み中で観ることはできなかった。

 ここから会津鉄道の「お座トロ展望列車」に乗る。お座敷車両、トロッコ車両、展望車両の3種類が連結された観光列車である。普段は土曜休日だけの運転だが、この時期は紅葉シーズンに入っており、平日でも運転される。

 芦ノ牧温泉駅では、バス駅長を見る時間を確保することもあり8分停車する。この時間を利用して、私が乗りこんですぐ、女性駅員がお盆にホットコーヒーを持って車内を回り始めた。いれたてのホットコーヒーを停車時間に販売して回るのだ。私は驚いたが、こんな凄い車内販売は見たことがない。即購入を決めた。

 30人くらいの団体が乗っていて、車内は盛り上がっていたが、塔のへつり駅で全員降りていった。旅行会社が募集したツアー客が、短区間だけ乗車することが多い。塔のへつり駅から終点の会津田島までは、3両編成で乗客は私一人となった。

 ようやく車内販売を利用しやすくなり、ミニタオル500円を買った。車内販売の販売員は、「全員降りたか、店じまいだ」と思って片付け始めたら、まだ1人いたという様子だった。


 実は、塔のへつりを観光しようかと思って、帰りの時刻が読めず、東武特急を予約していなかった。でも団体が塔のへつり駅で全員降りたから、車内を占領できる!そのままお座トロ展望列車に乗って、帰途につくことにした。

 会津田島からの区間快速列車は、鬼怒川温泉17:13着で、特急きぬは17:15発だから、たった2分では指定席特急券は買えない。次の特急は1時間後だから、そのまま区間快速に乗り続けた方が早く着く。

 帰りのきぬで車内販売を利用できないから、会津田島駅前のヤマザキデイリーストアで、おにぎりを買う。腹減ったから、おにぎりでも十分だ。

 帰りは車内販売ナシの区間快速で北千住に到着。


 しかし・・・・ここで終わらない。2日後の日曜日も空いていたので、再度、会津鉄道に乗りに行くことにした。塔のへつりで観光もしたいし。

 そこで、「ゆったり会津東武フリーパス 芦ノ牧温泉」を乗り越し扱いにすることにした。本来は北千住で旅行終了なのだが、フリー区間の下今市から北千住間を、別途運賃を払って乗り越し扱いにして、2日後にもう一度乗りに行くことにしたわけだ。

 改札駅員に申し出ると、すぐは理解できなかったようで、説明するのに約2分かかった。しかし、その後の対応が素晴らしかった。

 2日後に、たとえば特急きぬに乗って車掌が切符を見たら、「2日前に北千住まで戻ったというが、その時に運賃を本当に払ったのか?」と疑問に思うかもしれない。そこで改札係員は、疑われることのないように、領収証をくれた。下今市から北千住まで別途運賃を払ったという領収証だ。

 結果的に、北千住からは下今市・東武日光・鬼怒川温泉の3駅までは、運賃・料金が全く同じだから、日曜日に乗る時は、東武日光までスッキリと別途購入したのだが。



 各列車の車両や接客については、後日まとめることにする。 

 二回目の会津行きにつづく。