はくたか | 車内販売でございます。

車内販売でございます。

車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

 越後湯沢から北陸方面に向かう特急が「はくたか」だ。ほくほく線を経由し、JR東日本と西日本にまたがって運転されている。

★今回の内容は、北陸新幹線開業前の話です。

北陸新幹線の「はくたか」の販売品目は、こちら↓

http://ameblo.jp/syanaihanbai/entry-12000353597.html


 「はくたか」は直江津で、JR東日本とJR西日本の2社を直通して運転されている。このため車内販売も、やや複雑になっている。JR東日本系の「NRE」(日本レストランエンタプライズ)と、JR西日本系の「HTS」(北陸トラベルサービス)の2社が、分担して車内販売を行っている。

https://www.westjr.co.jp/press/article/2014/02/page_5205.html

 ただし、「HTS」は、9月で車内販売から手を引き、「NRE」が担当することになっている。

 越後湯沢8:20発の「はくたか2号」は、JR西日本区間の直江津から「HTS」が担当するなど、一方の会社の区間だけ営業する列車もある。7月現在、ホームページによると、車内販売を行っていないのは、次の4列車だそうだ。

【越後湯沢~直江津間】・・はくたか23号、はくたか2号

【直江津~金沢間】・・・はくたか1、はくたか18号


 そもそも、北陸新幹線が開業したら、現状のままでの「はくたか」の存続は無理だから、残る期間は限られることになる。


「はくたか」には、この2年間で6回乗車し、この6月にも3回乗車した。サンダーバードを乗りに行った日を中心に、まとめてみた。


 6月のこの日は、越後湯沢から「はくたか2号」に乗車。結構混んでいて、指定席は売り切れ、自由席も立ち客が出ていた。JR東日本区間は車内販売はないが、直江津からワゴンが乗り込んできた。
 私は「直江津かにずし」950円と、朝っぱらからビールを買う。「直江津かにずし」は、地元の「ホテルハイマート」が作っている弁当。

http://www.heimat.co.jp/lunch_box/

かにの量は予想より多くてラッキー!!と思ったが、食べてみると酢が強くて、全部食べるのはしんどかった。一口だけなら良いが、慣れない人にはつらいかもしれない。



 この「はくたか2号」では、車内販売にSuicaなどのICカードは使用できなかった。ただし、レシートは出たのでよく見たら、担当はNRE新潟だった。JR西日本区間で、ICカードが使えなくて、東日本系のNREが担当なのだ。おそらく、西日本系のHTSが撤退する準備が進んでいるのだろう。


 帰りは、富山から越後湯沢まで乗った。富山から指定席に座り、車内販売を待っていたが、いっこうに来ない。約1時間10分で全く来ないのは変だ、本当にワゴンは乗っているのかな?と疑問に思い、車内を探しに出かけた。すると、ワゴンと車内販売員を発見。

 買ったのは、「鉄道ですよ マヨおかき」460円で、新幹線の駅名が書かれた子袋にせんべいが入っていた。病み付きになる味だ。

 買った時に、「あれ?ワゴンは巡回しないのですか?」と尋ねたら、「直江津発車後に回ります」との返事。ヒマそうに立っているなら、すぐもう1周まわって欲しかったが、直江津過ぎて回った時は、先ほどのやる気なさそうな表情とは一変して、すごい笑顔だった。そうか、さっきは充電中だったようだ。





 ワゴンは、写真のように3段ワゴン。乗っている品数が多く、弁当、飲み物の他にお土産品もある。一通りのものが揃っている。
 
 以上のように「はくたか」は、西日本系のHTSの撤退、北陸新幹線の開業を控え、車内販売も変則的になってもおかしくない時期になっている。とはいえ、乗客にとっては利用できて有難いことに変わりはない。