山形鉄道(フラワー長井線) | 車内販売でございます。

車内販売でございます。

車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

 出かけていたこともあり、久々に更新!

 山形鉄道・フラワー長井線は、山形県の赤湯と荒砥(あらと)を結んでいる。昔はJRだった第三セクターに乗りに行った。
 この山形鉄道では、車内販売が行われているというネット上の書き込みがあった。公式ホームページには、駅で記念タオルが売られていると書かれているが、車内販売については全く触れられていない。
 よしっ!車内販売がなくても、乗るだけでもいいやと思い、何も問い合わせしないで突撃した。



 山形新幹線を赤湯駅で降りた。停まっていたのは1両編成のディーゼルカー。出発する前から、冷房が効いていて、快適に待つことができた。午前10:48発の列車は、25人乗せて出発した。途中駅から乗った高校生は、ボックスシートの相席が嫌らしく、立っていた。平日の午前中にしては、利用者はいると感じた。
 赤湯を発車する時には、職員の方が、手を振ってくれた。このような温かさがあるから、ローカル線は良い。



 乗車した車両は、ウサギと亀の絵が張り付けられたもの(上の写真)。途中駅で見た別の車両には、違う絵が描かれていた。経費をかけずに、乗客を楽しませる意図なのだろう。
 鉄道マニアとしては、見どころがある路線だ。今泉付近のJRと山形鉄道が、短区間だが同じ線路を走る。終点荒砥付近の古い鉄橋も見所だ。(下の写真)


 
 結局、行きの荒砥行きでは車内販売は無かった。終点ですぐ折り返し乗車したが、その時に駅の係員に尋ねた。

 「車内販売はないんですよね。日曜日とかだけですか?」と尋ねた。すると、日曜日でもやってないです。との返事。 あらら・・・・・。ネット上の書き込みは、デタラメではなかったと思うが、数年前の書き込みだから、今とは違ってしまったようだ。やや気落ちしながら、おとなしく帰ることにした。



 広い見晴らしの良い場所をのんびりと走る。乗っていて気分が良いから、損はしなかったと思いながら。


 と・こ・ろ・が・・・・・

 途中の長井駅から山形鉄道の職員が二人乗車した。その職員2人が、宮内駅で降りようとしていたが、抱えていた荷物を見ると、何と記念グッズのタオルが籠にギッシリ!
 私は職員の方に急いで駆け寄り、「この記念グッズ、車内販売で売ってるんですか??」と質問した。しかし、「赤湯駅などで売っていますので、そちらでお買い求めください。」との返事。山形鉄道のグッズを、駅の売店と倉庫の間を移動させている途中のようだった。車内販売の利用をあきらめていた時に、一発逆転ができるかと思ったが、残念無念!
 私の表情が、凄く落ち込んでいたようで、職員の方は他の職員と相談してくれた。そして、「タオルとハガキのセットなら販売できますよ。」と案内してくれた。私は「買います!買います!!!」  売店の営業時間外に「いいですよ」と売ってくれたようなもので、職員の方に感謝感謝。



 1000円で、買ったセットを、ボックスシートに広げたのがこれ。「ようこそ フラワー長井線」という文字とイラストが書かれている。この他、山形鉄道が走る絵ハガキが8枚が入っている。


 日常的に車内販売しているわけではないようだが、山形鉄道の職員の方が、山形鉄道のグッズを、山形鉄道の車内で売っているのを買ったわけだから、正真正銘の車内販売だ! 山形鉄道で車内販売の利用1回とカウントすることにすることにする。

 いや~、買えて良かった!