車外断食★2日目★★ | 車内販売でございます。

車内販売でございます。

車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

【2日目の日程】鹿児島から、「はやとの風」「しんぺい」「九州横断特急」で熊本へ。そして「あそぼーい」「ゆふいんの森」と観光特急に乗りまくる。


 博多のビジネスホテルを出発して、車内販売のない「さくら」で鹿児島中央に行く。

 鹿児島中央から9:25発の特急はやとの風に乗車。特急といっても、途中の駅で観光のために5分とか7分停車するのんびりした特急だ。
 昨日から14時間近く水も飲んでいない。喉が渇き、空腹でたまらないので、車内販売を待つ。

 昨年に乗った時は、今日より少し空いていたのに、客室乗務員は二人だったが、今日は1人だけ。切符の拝見、錦江湾の観光放送とやることがあり、なかなか車内販売に来られない。
 隼人駅を発車して、ようやくワゴンが回ってきた。弁当など腹の足しになるものは残念ながらなかった。聞いたところ、途中の霧島温泉駅でパンが積み込まれます、との親切な案内があって、ありがたかった。
 とりあえず、地元産の霧島茶を購入。これだけでも、水分補給できてホッとした。

 霧島温泉でパンが積み込まれ、二個を購入。真っ先に声をかけてくれて嬉しい。パンは、二個で780円。ちと高かったが、空腹だったこともあるが、本当に美味かった。ホットコーヒーも注文して、飲み物の販売が無い「しんぺい」の乗車に備える。

※九州横断特急に関しては、後日詳しく書き込みする予定です。



 吉松、人吉間は、普通列車の しんぺい2号に乗車。
 発車前に「車内販売では飲み物の販売を行っておりません」と放送があった。はやとの風で、お茶とホット珈琲を飲んだから、まあ困らない。
 買ったのは、クリアファイル250円。
 駅に停まる度に、駅構内に見学に出られるダイヤになっていて、記念写真を撮る人が多数。


 大畑駅では、まだ満席ではないが、桜が咲いていて綺麗だった。


 九州横断特急を、人吉から熊本経由で立野まで乗った。車内販売もする客室乗務員は、熊本で交替したが、昨年夏に、あそぼーいとA列車でいこうに乗務していた方たちだ。二人とも笑顔で応対してくれた。

 人吉からは、弁当670円とビールを買った。「肥後のうまか赤鶏めし」は、安いのに美味い。客室乗務員の方は、乗車記念ハガキの配布も行い、桜が咲きだしたところでは観光案内もあった。特急券の確認、車内販売に加えて観光案内もしていて忙しいのに、あわただしさを感じさせない仕事っぷりは見事だ。

 熊本では九州横断特急の客室乗務員が交替した。熊本から水前寺など短距離だけ乗る客が結構多く、特急券の発券に手間がかかり、車内販売までは手が回らずにワゴンはカバーが覆われていた。利用できなくて残念だが、車掌としての業務の合間に車内販売をするわけだから、これは仕方ない。



 次に乗る列車は、特急あそぼーいだ。九州横断特急から赤水駅で折り返すと、1分しか余裕がない。間に合わない可能性があるので、スイッチバックに入る前、1つ手前の立野で折り返すことにした。
 赤水からあそぼーい乗車した。3号車の子どもが遊ぶスペースは、幼稚園くらいの子どもが20人くらいいて、見守る母親と合わせて超満員。なかなか通路を通れないくらいの盛況だ。
 車内のカウンターで、車内販売を利用した。本当は「
くろちゃんのあそモコ弁当」を食べたかったが、残念ながら売り切れ。


 そこで、くまもんサイダーを購入。アイスを売りに来たので更に購入。グッズを買おうとしてカウンターに行き、くろちゃんミニタオルを買った 。販売をする客室乗務員が3人もいるので、別の人から買いたかったが、3回とも同じ人。別の人なら利用回数にカウントするのだが、これは仕方ない。
 終点の熊本到着は17:13だが、これはSL人吉の熊本到着と全く同じ時刻だ。熊本到着時に、互いに手をふろうと呼びかけ、小さなイベントと化していた。見事な仕掛けだ。

 次に「ゆふいんの森」に強引に乗るため、熊本から久留米に向かった。乗ったさくらには、車内販売があって利用した。

 ビールと竹輪のセットでワンコイン500円だ。


 次に、ゆふいんの森を久留米から博多まで乗った。短距離だが、売店は鳥栖まで営業していたので、助かった。
 久留米から九州新幹線に乗り換える客も多く、久留米・博多間は空席が目立った。はやとの風や、九州横断特急にも、私のような男1人の客は結構乗っていたが、この「ゆふいんの森」だけには皆無で、私は明らかに浮いていた。
 弁当の類いはカウンターでは見当たらなかったため、列車のグッズを購入。クリアファイル250円とミニタオル400円を買った。


 袋にグッズを入れている間に、もう一人の客室乗務員の方が、乗車記念ハガキにスタンプを押して渡してくれた。マニア風の客だから、何も聞かずに渡してくれたようだ。少し気がきいたくらいの人なら「乗車記念のハガキは、いかがですか?」と声をかけるのだが、何も聞かずに手渡した。さすがJR九州の客室乗務員は、レベルが高い。


 今回九州で利用した切符は、アラウンド九州切符だ。JR九州は、九州新幹線を含め三日間乗り放題の便利な切符だ。まあ1990年代の九州豪遊券(グリーン車もB寝台も三日間に何回でも乗れて19000円)を愛用していた者としては、やや不満は残るが。

 あそボーイ、ゆふいんの森で弁当を買えなかった。腹が減った。乗り放題の切符なので、弁当を買うために九州新幹線を往復した。
 ところが、夜8時過ぎで、運が悪かった。弁当が既に売れてしまい、ワゴンには無かったのだ。夜に車内販売がある「さくら」「みずほ」に三回も乗ったが、竹輪などのおつまみだけしかなかった。

 最後の乗車では、降りるまであと12分の時点で、ワゴンが来た。かなりの空腹だったため、竹輪、バームクーヘン、どら焼き、さつま揚げとジュース二本を買った。どら焼きを飲み込みながら、ギリギリ下車。

 竹輪でも腹にはたまるが、満足感が全くない。何のために苦しんでるのか分からなくなってきた。

 本日2日目の車内販売利用回数・・・9回