「SL川根路1号」大井川鉄道 | 車内販売でございます。

車内販売でございます。

車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

 小雨の降る中、静岡の大井川鉄道に乗りに行った。観光客向けの蒸気機関車の列車では、車内販売を行っているため、それを利用するのが主な目的だ。
 東京駅を7時前発の東海道線で、乗り継いでいった。静岡駅の先の金谷駅まで行き、大井川鉄道に乗り換える。

 ただし、SLは隣の新金谷から。転車台などの施設の関係らしい。

 東海道線の金谷駅から新金谷までの区間運転の列車が2本あったが、合わせても20人程度しか乗っていなかった。SLは4両編成だから、「平日で雨だと閑散としているのかな」と思ったら大違い。列車で来たのは20人程度だが、新金谷駅前の駐車場に停めた自家用車やバスで大勢やってきて、150人くらいになった。SLに乗りに来た客の8割以上が自動車というのは、驚きだ。

 車両は、かなり古いボックスシートだ。古い車両を修繕をしながら使っているようだ。

 満席ではなかったので、1人客には4人掛けのシート全部使えた。

 70年代のお盆の帰省に、夜行客車急行の鳥海51号に乗ったが、ちょうどこんな雰囲気だったのを覚えている。


 

↑上の写真は、お座敷車両。団体が乗っていたため連結されたそうだ。放送で「団体のお客様が乗車しています。一般のお客様はご利用できません」という内容の説明があった。

 SLが発車してすぐ、車内販売がやって来た。私の席は1号車1番A席、最後部の席だが、車内販売のオバちゃんも、発車を待ち構えていたようだ。

 スーパーマーケットの買い物カゴを載せたカートという感じだ。

 買ったのは、「SL動輪焼き」で、大きなどら焼きだ。

 三個入りで850円。あんこが大きいため、高いという印象はない。1個食べたが、1回に2個食べるのはきついくらいの大きさだ。

 ちなみに、この車内販売の利用で、今年に入ってちょうど200回だ。約80日だから、1日平均2.5回となる。

 次に、別のオバちゃんが弁当とお茶を売りに来た。車両の前から売り始めたため、最後部の私の前に来たときは、2個だけ残っていた。子供用弁当ではないほう、「大井川ふるさと弁当」を選んだ。




 お茶と弁当で1050円。中身は写真のように品数が多くて、楽しい弁当だ。SLのハガキもついている。

 今回は、終点まで行かずに、下泉で下車。上り電車に、1分ですぐ乗り換えた。同じようなマニアがいるようで、車掌さんも「反対側の電車にお乗換えください」と案内してくれた。

 駅に停車する直前に、車内販売のオバちゃんが、SLグッズを売りにやってきた。もう間に合わないのでパス。


 帰りの電車がこれ↑。近鉄特急として活躍していた車両だ。やや古いものの、立派な車両で、これは乗り得だ。

 新金谷から金谷に発車する時には、運転士はタブレットを受け取っていた。私はこの種の物には特別な興味はないが、マニアにとっては非常に興味が湧く路線と言える。


 大井川鉄道の下泉折り返しで、運賃は片道1270円、SL急行料金800円で、計3340円。車内販売の支出を含めれば5240円払った。ローカル線の経営としては、上手いと思った。

 ちなみに往復は青春18きっぷで1回あたり2300円と、激安だった。