由利高原鉄道「まごころ列車」 | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

 秋田県の由利高原鉄道で、車内販売を利用した。

 非常に忙しい日日が続き、ブログの更新もできず、睡眠時間も削ってきたが、あけぼの号に乗って、車内販売を利用しに出かけた。

 車内販売を行っているのは1日1往復の「まごころ列車」だけだ。そのため、普通の列車で羽後本荘から終点の矢島まで行き、帰りに車内販売を利用することにした。

 往きの列車は1両編成の気動車。銀河鉄道999の絵が描かれているが、実は私はこのアニメの良さが全くわからない。ただ、マニアなら1回は乗ってみたくなる列車みたいだ。
 雪が降り積もった田んぼの中を、ゆっくりと列車は走る。のどかで気分良い。終点の矢島まで乗った客は、私を含めた鉄道マニアが3人、地元の住民4人だ。

 

 終点矢島で降りて、改めて切符を買い、観光せずにすぐ折り返す。他の2人の鉄道マニアも同じく折り返す。

 帰りも同じく銀河鉄道999の車両だ。
 

 発車してしばらくすると、アテンダントさんが回ってきた。観光パンフレットの配布だ。地元の住民には配らす、観光客だけに配るのだが、私の前に来て、一瞬迷ったようだ。ネクタイを締めた通勤サラリーマンのような姿だったからだが、この若いアテンダントさんは「お仕事ですか?」と声をかけてくれた。仕事終了後に、すぐ寝台特急に飛び乗ったため、雪のローカル線に都心で働く会社員風の乗客と言う違和感満載の姿になってしまった。
上の↑写真は、観光パンフレットを「どちらからお越しですか?」などど話しながら配るアテンダントさん。

 アテンダントさんは「おばこ姿」で、地方色豊か。遠くに来たという気分になる。これに関しては、公式HP↓に詳しく書いてある。
http://www.obako5.com/%e6%b2%bf%e7%b7%9a%e3%81%ae%e9%ad%85%e5%8a%9b/%e9%89%84%e9%81%93%e3%81%ae%e9%ad%85%e5%8a%9b/%e3%82%a2%e3%83%86%e3%83%b3%e3%83%80%e3%83%b3%e3%83%88/

 アテンダントさんは、合計5人いるようだ。

 

 発車してしはらくすると、待ちに待った車内販売が始まった。

 
 飲食物はなく、由利高原鉄道の絵葉書、手ぬぐい、キーホルダー、携帯ストラップ、車両のペーパークラフトなどのグッズを販売している。

 重い飲み物や弁当はないため、ワゴンは鉄製の業務用でなく、プラスチック製の家庭用ワゴンとなっている。

 地元の客は買わないが、観光客は、ほぼ例外なく何か購入していた。おばこ姿で「いかがですか」と言われれば、マニアでなくても何か買いたくなるはずだ。
 私は、バッジとタオルを購入。もらった観光パンフレットと共に写真に収めたのがこれ。↓

 寝台特急あけぼの号で秋田に出かけて、下車観光ゼロで列車に乗るだけ、そして明るいうちに秋田を発車して新幹線でその日のうちに東京に戻ってきた。

 費用もかかるが、忙しくてフラフラな時に、よくやるなと我ながら思う。