小説「一次元の挿し木」松下龍之介

 

宝島社

 

このミス大賞文庫グランプリ受賞作。

行方不明の妹のDNAと古代の人骨のDNAが一致するという

遺伝子ミステリーという新しい切り口。

人物相関図としては昔からあるパターンでしたが、

展開が早くて次々ページがめくれました。

登場人物の主観が入れ替わり立ち替わりで語られていますが、

そのわりに展開に都合の良い感じになっていて、

ミステリーとはいえ、ちょっと残念。

 

クローバー65点