小説「黛家の兄弟」砂原浩太朗

 

講談社

 

山本周五郎賞受賞作。

前作は直木賞候補にもなりましたので、

満を持しての冠が付きましたね。

江戸時代の架空の藩を舞台にして、

筆頭家老の家に生まれた黛家の兄弟たちを描いた長編。

前半と後半で13年もの歳月が経過しているのがミソで、

場面転換もさることながら、時系列の並びの構成も見事。

早くもシリーズ続編を読みたくてうずうずしてます。

 

クローバー85点