小説「琥珀の夏」辻村深月

 

文藝春秋

 

カルト団体を舞台にした物語で、

非常に展開・描写が難しかったと思うのですが、

辻村深月は実に見事に小説として結実させていました。

特に話の終わらせ方は、辻村作品の中でもトップクラス。

このラストがあるからこそ、この長編が報われたと思います。

 

クローバー85点